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テーマ:写真俳句ブログ(36535)
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春の尾根越えて命のヘリの音 山の高台の畑にいると、消防自動車の音が上ってきました。 風に乗って「ドクターヘリが来ます。近寄らないで下さい」というアナウンスが聞こえ、救急車の音が聞こえてきました。 ちょっと遅れて尾根の向こうから爆音が聞こえ、やがてドクターヘリが姿を現しました。 ヘリポートは畑の隣の高台にありますが、近くに養護学校もあり、一度私のいる畑の上をホバリングしながら、なるべく人家のない所から降りて行きます。 秩父は山国の盆地で市立病院や救急病院もあるにはありますが、その病院で手に負えない時は、もっと大きな病院へ搬送されます。 救急車だと間に合わない時は、ドクターヘリの出動となります。 医師や看護婦を乗せて約16分で到着するそうです。 一日畑にいると、2回位飛来する日もあります。 これまで何人の命が救われた事でしょうか。 高圧線を避けたり、大きな木を避けたり、人家を避けたりしながら降りていきますが、パイロットも命懸けなのでしょう。 しばらくするとプロペラの回転音が大きくなり、ヘリはあっという間に飛び立ち尾根の向こうへ消えて行きました。 心の中で感謝をしながら見送りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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