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カテゴリ:山の雑想
今年の流行語大賞は「想定内」で、これもまさに想定の範囲内でしたね。
このニュースを見ながら、ああライブドアも有名になったもんだと万感の思いを感じる個人投資家は多いはず。 僕が株式投資をはじめた数年前はライブドアはまだ「エッジ」という名前で、次々にサプライズを連発しては、そのたび毎に株価はジェットコースターのように乱高下してまさにマネーゲームの象徴のような株でした。 しかし今ではすっかり有名になってしまって株価はすっかり大人しくなったものですね。 今日の日経平均は15000円を超えて、バブル期のような強気な商状なのに、個人投資家の好きな新興市場はすっかりさえません。 特に私の好きなヘラクレス市場の銘柄は気配表示が1本値になってからというものまさに地の底を這うような株価が続いております。かといってあまりに大底すぎてここから空売りしかけるの怖いし、今は仕込みの時期なのかな? 現在は4302 オープンインターフェース保有継続。 もう少し下がったら買い増そうと思っていたが、今日リバウンドで上がってしまった。 それからPER7.5倍の河合楽器(7952)もホールド継続。目標2倍! なんだか今日は山とは全然関係ない話で恐縮です。 去年、友達が山とスキーの店コージツに就職した時に、株買ってみたらと勧められたが1株140円の山関連株なんて買う気しなかった。 しかし今日の終値は274円だ。1年で2倍である。 似たようなジャンルなら旅関連株。 先月近畿日本ツーリストを380円で買ってみた(9726)。 しかし上がらないので370円で損切りしたら、1週間後に500円をあっさりと超えていた。悔しい・・・ 基本的に山屋は政治や経済に無縁なので株式投資なんてやる人はあまりいないものと思われます。 板見てる暇あったら山見てたほうがいいのでしょう。 そういえば山屋の経済観念というものも面白いです。 よく山小屋で売ってる1本700円くらいのビール、 どう考えても高い! 高すぎるのだけど、山やは結構買う人は多い。 何でかというと、その山の中にビール担ぎ上げることがいかに大変かということを肌で知っているからだ。 それは1本700円の価値はあるものなのだからだ。 需 要と供給とコストのバランス決まる市場原理的な価格だからなのだ。 反面、たとえば野球場で売ってる1カップ700円のビールなんか絶対買わない! だって外では半額以下の値段だし、市場原理を全く無視した供給者優位の価格設定だからなのだ。 基本的に山やは悪く言えばけち。 良く言えば節約家だ。 何でも自分で行うため、ものの価値を常に比較し、労力に置き換える。 そして普通は労力であるものを生産の喜びに換えてしまう。 例えば山に行く時にお金を出して宿に泊まるようなことはしない。 日本の宿はどこも金太郎あめのように似たり寄ったりで、しかもその値段は世界に類のないほどに高い。山小屋も同じだ。 だから山屋は山でテントを張る。 テントならただか若しくは数百円の出費で、大地を友として寝ることができる。 何て贅沢なことだろう。 しかも食事は自分で作るのが普通。 テント越しに暮れゆく山々を眺めながらよい仲間と飯を作り、酒を飲む。しかもまわりに気兼ねすることはない。 何て楽しく自由なことか。 そしてこの楽しみをお金を出して捨てることは何と勿体ないことか。 そんな価値観で生きてる山屋は無駄なことにお金つかいたくない。 基本的には何でも自分でやることがこのうえない楽しみだし、何でも自分でできるから物事の価値判断にもシビアなのだ。 そう思えばこの年収300万円時代に、堅実さとたくましさをひめた山屋といいう人種はなかなかにして魅力的な人種なのだと思えてきたけどいかがなものでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月01日 23時31分40秒
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