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2010.Dec.28 ☆☆☆☆★ 1824年ウィーン。“第九”の初演を4日後に控え、未だ合唱パートが未完のベートーヴェン(エド・ハリス)のもとに、作曲家を志す若き女性アンナ(ダイアン・クルーガー)が写譜師として送り込まれる。女性の写譜師に激怒するベートーヴェンだったが、彼の音楽を深く理解する彼女の才能を認め、写譜の仕事を任せる。“第九”初演の日、難聴のため指揮に怯えていたベートーヴェンだが、アンナの合図を頼りに大成功を収める。前後して完成した”大フーガ”の初演は大不評で、客席に倒れる。 アンナ・ホルツっていたっけ、と思ったら、架空の人物なんですね。後期のベートーヴェンには、神とのやりとりが聴こえる曲が多いけれど、「大フーガ」や「弦楽四重奏15番」を採り上げるのは通ですな。冒頭で使われる「大フーガ」も効果的ですし、病床で口づてに写譜させる「15番」には、この曲を知る者には感慨深いシーンですわ。ベートーヴェンはもっと偏屈だったんじゃないかと思いますが、偏屈さは控えめですな。 敬愛なるベートーヴェンを借りて観る 敬愛なるベートーヴェンを買って観る こちらのレビューも参考に お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 1, 2011 08:37:21 PM
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