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カメの歩みのように一歩ずつ in山形きろく

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かめてんちょう

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 かめてんちょう@ Re:・・・(12/25) 酒好きさん コメントありがとうございま…
 酒好き@ ・・・ その時期に蔵へ押しかけるってのはいかが…
 東の麓 高橋@ 山形セレクション期待していてください 先日はお疲れ様でした。 写真の肉そば本…
 かめてんちょう@ Re:キャンプの文字・・・に反応(笑(07/13) のんだくれ放蕩親父さん キャンプといえ…
 のんだくれ放蕩親父@ キャンプの文字・・・に反応(笑 ご無沙汰しております・・・ なにげにア…
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 minagawa@ 山形すごい!! こんなに積もっているんですね、山形。 …

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Oct 28, 2006
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山形は鶴岡、大山にある羽根田酒造さん羽前白梅におうかがいしました。

2月の大山酒蔵祭りで梅湧水という梅酒に魅了され免許条件緩和(梅酒はリキュール類)をし、取り扱いを開始いたしました。

すっきり日本酒の味を残しながらも甘味と酸味がある梅酒です。

先週の鶴岡地区きき酒選手権大会の時にはじめてお会いし、今回が初の訪問です。


香りはひかえめのお酒が特長で、純米酒には酸があり味わいがしっかり、燗にしてもなかなか美味しい酒があります。

なんでも社長が若い頃吟醸香を抽出した液体通称「やこまん」というのが出回り、きつい香りがして食事と合わないと判断した社長は、小さい蔵でしかできない、手造りのうまいしっかりした純米酒を造り東京にしょって売りにいったとか。

「やこまん」とは醗酵途中のもろみから出る吟醸香を抽出、冷凍し液体としたもので、開発者のやまださん、こもださん、まのさんの頭文字をとったものらしいです。どんなものなんでしょうか?

今では全国新酒鑑評会でガスクロマトグラフィという機械で香りの高い低いを分けて審査さてれいますが、東北ではそういうのがないそうです。


「大山酒蔵祭りの時は4社あるけど、あの冬の寒いときにうち以外はどこも燗酒出してないんだよな。」とおっしゃる羽根田社長さん。

ここ鶴岡の大山地区では栄光冨士さんと同じくらいに古い蔵だということ。

60あまりの酒蔵があった大山地区で現在稼動しているのは4社。近江商人が入ってきた土地でもあるので、近江の血が入っているらしいのですが、古文書がないため今はわからないといいます。

が名前につく蔵はがつく蔵よりも創業が古いようです。


戦争で一度廃業しているそうですが、先代がもう一度酒造りをはじめたときに「志ら梅」と別の字を使ったそうです。

なんでも戦後に志(こころざし)の名前が流行ったらしいです。


酒の満開はお客様のところで満開になる。そんなコンセプトをもってお酒を造っているとのこと。

梅酒をはじめたのは今から5年ほど前。もともと梅の酸味が好きな社長はちょうどブームということもあってリキュール免許を申請し、試験醸造→仮免許→本免許へといたりました。

「アルコール度数を上げずに、そのまま飲んでいただいて日本酒のよさもわかっていただけるとうれしい」

そのようにおっしゃるとおり、日本酒の風味を残しつつ梅のいい香りがします。

自社栽培の梅を使い造られる梅、すっきりと飲みやすく仕上がりました。



蔵の中を見せていただきました。

木で造られた甑(米を蒸すための道具)があります。木のものは初めて見ました。

大吟醸仕込蔵は開放タンクで冷蔵設備が施され品温を低く保つようにしています。


搾りは油圧式の上から押すタイプ2台。

羽根田ふね

1台はなんと、大山で造られた鋳物です。大山は60もの蔵があったため、商売がなりたったとのこと。びっくり仰天しました。


仕込みタンクの上の階は、酵母を純粋培養で増やす酒母タンクが昔はあったそうです。

そこにかしの木の御柱が。かなりの巨木です。
大黒柱

すでに1本目の仕込み用の酒母が冷蔵庫の中で造られていました。

酒母羽根田酒造

設備自体は古いのですが、全て丁寧に使われていて今でも現役です。

貯蔵庫は300年以上前の蔵に冷蔵庫を配置しています。全て瓶貯蔵で2つの大型冷蔵庫に保管されていました。

昔の蔵は瓦の重みに耐えられるように屋根から支える杭があったとのこと。

書庫、米蔵、味噌蔵と3棟が続きになっている蔵、趣があります。

羽根田蔵


昔は委託で造っていたタンク蔵もありましたが、今は自社販売だけです。

小規模ながらもとても丁寧な扱いをしていることがうかがえます。これからの時期は社長含め蔵人全てが造りに入ります。


また一ついい出会いがありました。





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Last updated  Oct 29, 2006 02:37:31 AM
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