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カテゴリ:絵画・音楽鑑賞
ゴールデンウィークの最終日、上野の東京国立博物館へ「国宝 阿修羅展」を観に行きました。
興福寺の阿修羅像にはとても親しみを感じ、ぜひ見てみたいと思っていました。 NHK番組「プロフェッショナル」で阿修羅像を東京まで運ぶ運送のプロのドキュメンタリーを見て、様々な苦労の結果無事東京まで運ばれてきたことを知り、ますます見てみたいと思いました。 確かに、阿修羅は素晴らしかったです。 薄暗い空間に阿修羅像が光輝いて浮かび上がっていてる様はとても幻想的でした。 近くに寄ってまわりを一周するのですが、普段見ることのできない横から後側まで間近で見ることがとができるなんて貴重なことだと思いました。 今度は、ぜひ興福寺に行ってまたお目にかかりたいと思います。 今回は、音声ガイドを借りて説明を聞きながら回りました。 その説明の中で、印象に残ったことが2つあります。 1つは、阿修羅は戦いの神なのになぜ興福寺の阿修羅は穏やかなお顔なのかということです。 阿修羅はお釈迦様の説法を邪魔しようと忍び込み、釈迦の話を聞いているうちに仏教に目覚め穏やかになったそうな・・・・。 もう1つは、興福寺が何度も火災に遭いながらも貴重な仏像を残してきたということです。 阿修羅は外形は漆で作られ中は空洞なので軽いため、火災の際持って逃げることができたけれど、釈迦如来像は大きかったため、頭部と左右の腕だけしか持ち出せなかったこと。 その頭部と腕を見ると痛々しく、当時の人々の無念さを強く感じました。 その他にも、様々な表情をした八部衆像(阿修羅も八部衆の1つ)に十大弟子像、高さ3メートルを超す薬王・薬上菩薩立像、運慶作の仏像の数々が展示してありす。 東京国立博物館の「阿修羅展」は6月7日(日)までですが、会期中の水曜日(11:30、14:00、16:00)には、大講堂で興福寺僧侶のお話を30分ほど聞くことができます。 興味のある方は、ぜひ「阿修羅展」に足を運んでください。 帰りには、同じく東京国立博物館内で開催されていた「ミュージアムシアター」で「世界遺産クレムリン」バーチャルリアリティで巡るウスペンスキー大聖堂を大型スクリーンで鑑賞しました。 来月は「江戸城」だそうです。 様々な芸術に触れた1日でした。 ●興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」 ●阿修羅展 講演会「天平の文化空間の再構成」 ●東京国立博物館 ミュージアムシアター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.09 20:39:26
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