気のむくままに徒然日記
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ヨッシー555
「ブログって何だろう?」という疑問から、ぜひ体験してみようとこのホームページをスタートさせました。いろいろな体験から気のむくままに書いてみたいと思います。
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先週、友人から台東区立記念館の入場券があると誘われ、上野不忍池のほとりにある「下町風俗資料館」に行った後、入谷にある「朝倉彫塑館」に行きました。 「朝倉彫塑館」は、彫刻家 朝倉文夫のアトリエと住居だった建物を一般公開したもので、2001年には建物が国の有形文化財に登録され、2009年には敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国の名勝に指定されました。 コンクリート造りの大きなアトリエと 木造3階建ての日本家屋が、中庭の庭園を囲んでいます。 中庭には自然の湧き水を利用した池と大きな石に樹木、池には驚くほど大きな鯉が何匹も泳いでいました。そして屋上は庭園となっています。 朝倉文夫は彫刻家として初めて文化勲章を受章した人で、この建物も自ら設計しました。 随所において彼の美意識やこだわりをうかがい知ることができます。 <アトリエ> 入館してすぐの所にあるアトリエは、天井が8.5メートルもある広い空間で、大きな窓からは日の光が差し込んでいます。そこには、見上げるほど大きな人物像が何体も展示してありました。 こんな大きな像をどのように制作したのだろう・・・?という疑問に答えるかのように、像を昇降する電動昇降台が設置されています。制作者が像の上に昇るのではなく台に載せた像が昇降するのです。素晴らしい工夫に感動しました。 <彫塑とは> それにしても、「彫塑」という言葉はあまり聞き慣れませんね。これは彫り刻む(彫刻)とかたちづくる(塑造)を合わせた言葉なのです。ところがこの言葉は定着せず「彫刻」と呼ばれましたが、朝倉氏はこの言葉にこだわりを持ち「彫塑館」と命名したそうです。 <屋上庭園> 屋上には様々な植物が植えられ庭園となっています。 ここで気になったのは、庭園の壁から外側に向いて座っている人物像です。庭園からは後ろ姿しか見えませんが、よく見るとほかの棟の屋根にも像が座っています。なんてユーモアのある人なんだろう! 帰りに改めて建物を眺めると、コンクリート造りの高い壁の上からこちらを覗く像が見えます。 これが屋上庭園に設置された像なのです。 拡大するとこんな感じ! 本当にユニークです! 和室には床の間や窓に曲線が用いられ、調和のとれた和風建築の美を感じます。 中庭には大きな石と樹木の間を水が流れ、力強い躍動感を感じます。 「朝倉彫塑館」全体が朝倉文夫の作品そのものになっているような気がしました。 興味のある方は、ぜひ訪れてください。日暮里駅からすぐの場所です。 ●朝倉彫塑館の公式サイト http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/
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