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カテゴリ:もろさわようこ・おんなの歴史
『誰も知らない』以来 気になっている人だ。
『そして父になる』はまだ見ていないけれど、 様々なメディアで取り上げられているから あらすじや子役との関わりなど興味深く見ている。
監督自身へのインタビューなども目にする。 見る度聞く度、 是枝裕和監督の人となりへの関心が深くなっていく。
今朝のTV番組で、 フランケンシュタインが好きだということを知った。 仕事場の一角に、 百体を超すのではないかと思うほどのフィギュアが並んでいた。
惹かれる理由とは。。 生んだ人にも愛されないという 根源的な哀しみをもった存在だから。
共感。
弱い立場の人の側、 マイノリティの側、 常識や権力の反対側に身をおいて世の中を見ると、 「存在のかなしみ」が漂う生き様が浮かび上がってくる。 そこに胸を打たれるのは、 自分の中に存在する「根源的かなしみ」が 共振するからであう。
でも、哀しみだけに終わらないのも人間。 哀しみを引き受け、 温もりのある関わりをひらいていくところに 光がみえる。
社会や世界を考える時、 考える力を深めようとする時に 拠り所となる言葉を再構築しようとしている、 そんな自分の姿がふと浮かんだ。 しばらくは、 この内発的な欲求に身を任せてみることとしよう。
賢治ともろさわようこの存在が いよいよ大きくなっていくのを 内に感じている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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