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カテゴリ:* ミステリー *
![]() にほんブログ村 ![]() ![]() (「BOOK」データベースより) “熱い消防馬鹿”なんか真っ平御免!と言い放つ、二十歳の新米消防士・大山雄大のもとへ飛び込んだ、外国人アパートを襲う連続放火事件。面倒なことは嫌いだけれど生来の反骨精神と真面目さが災いして、火災の原因究明に不本意ながらも奔走する雄大。事件の真相に迫るうち、自らが選んだ道の正義と誇りに気付き始める…。一人の消防士の成長を描いた長編傑作。 ★★★★★ (昨日下書きしておいた日記です ![]() 前回の 「埋み火」 に引き続き、というかこの「埋み火」の前作、鎮火報 です。 面倒なことが大っ嫌い、父親がアル中の放火魔を助けその身代わりで火事の現場で死んだ過去がありさっさと現場を離れて事務職になりたいと言いつつもどこか正義感があって消防士として頑張っている雄大が今回も大活躍です。 子供の頃から消防署のすぐ近くに住んでいる私としては耳慣れたサイレンですが、「鎮火報(鐘)」 ってご存知でしたか ![]() 私は消防に2種類のサイレンがあるってことは知っていましたが意味までは気付かずに今までいましたが、「鎮火報(鐘)」は火災 ![]() 前作でも思いましたが改めて消防士の皆さんは命がけで ![]() 「消防士なんだから火災現場で ![]() なんて思わないであげてくださいね。本文の中にもありますがもちろんそれがお仕事とは言え消防士の皆さんも命がけ、そして彼らにだって大切な人や家族が有り彼らの帰宅を待っている人がいるんですから。 今回は不法入国の外国人労働者が絡んだ放火事件を新人消防士の雄大が解決に導いてくれます。 そしてその陰には生きるとは何か、また助けられた者が生きるために背負った重い重圧など色々考えさせられる点も含まれています。 今どきの若者・雄大を初めとして友人、謎の中年の引きこもりの守、そしてレスキューサイボーグと異名をとる先輩消防士をはじめとした登場人物が脇を固めていて重いテーマも軽いタッチで描かれているのでテンポの良さであっという間に読めてしまいます。 これで日明恩さんのシリーズは4冊読みましたがどれも読みやすく大満足な作品でした。 年1冊のペースのようであまり出版されていませんが以前に読んだ警察シリーズ、今回の消防シリーズどちらも続編を期待しています ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 8, 2009 08:53:24 AM
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