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やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

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2016/07/02
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カテゴリ:登山
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■下山は、別ルートで
10:17 下山開始。仏ヶ平の手前で、ばあさん二名と単独男性三名とすれ違う。今日の僧ヶ岳は賑わっております(山頂ですでに七名)。

往路下山では面白くないので、写真に見える鉱山道を使って下ることにした。『富山の百山』の僧ヶ岳の項目によると、「旧モリブデン鉱山道は、太平洋戦争中、兵器製造に使用するモリブデン鉱石搬出のために作られた牛車道である。」とのこと。

ちなみにこの鉱山道は、僧ヶ岳北側斜面を巻くようにして、ほぼ水平に道が付けられていて、北駒ケ岳(1914m)から北に派生する尾根(つばき尾根という)の途中にまで続いているのだ。

つばき尾根のどこかに露天掘りの鉱山があったということらしいが、やまやろうはまだそれを見たことはない。水平道の途中まではヤブを漕いだことがあります。10年前だね。

僧ヶ岳と鉱山道とヤブこぎ(前編)

僧ヶ岳と鉱山道とヤブこぎ(後編)

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■何とかきれいに撮ってみる
本日のニッコウキスゲの咲き具合からしたら、こういう感じで撮らないと沢山咲いているように見えなかった。どうでしょう?

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■種明かし(花には種は付いていないが)
よくよく見たらつぼみだらけではないか。だから満開はもう少し先なのだと知った。雪解けが早かったから花が咲くのも早いのかなと思って今日登ってきたのであるが、あてが外れた。まあもう一回くらい登りに来てもいいでしょう。

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■いよいよ禁断の世界へ
10:34 仏ヶ平の登山道から外れ、鉱山道に入る。入り口はロープで閉鎖されている。構わず無視してヤブの斜面を歩く。写真のような遺物が道端にごろごろころがっているのだ。遺構マニアには垂涎ものだろう。

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今の時期は草が茂っていて見えにくい。落葉が過ぎた晩秋に来てみると、遺物の位置も水平道もよく見えると思う。

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雪渓が残る沢には、パイプが残されていた。おそらく水を引くものだろう。写真のように水が豊富に流れている。仏ヶ平に避難小屋を作るとしたら、ここが水場になるはずだ。

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その雪渓を通過して振り返って見たところ。左方が僧ヶ岳および北駒ケ岳方面。ここのトラバースは、トレランシューズにはちょっと厳しい斜面であった。

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■ヤツに最大級の警戒レベル
鉱山道には赤く塗られた木の杭が点々と打たれている。これは2011年に指定された僧ヶ岳県立自然公園にからんで行われた整備事業なのだろう。写真のような標柱が設置されていた。

しかし銘板が破損している。これは塗料の臭いに誘われたツキノワグマの仕業なのだ。ここはヤツの生息範囲。やまやろうはクマ鈴を携帯しているが、歩く振動の「リンリン」ではヤブの中のヤツには聞こえないだろう。

■僧ヶ岳の格言
クマ鈴を手に持って、行者のように「じゃらじゃらじゃらじゃら~」と鳴らし続けて歩いてみた。富山県でよくある格言として「弁当忘れても傘忘れるな」というのがある。北陸地方の冬場は、変わりやすい天候なので、朝晴れていたとしてもその後、雨やみぞれや雪が降ることはよくあるのだ。だから傘だけは忘れずに出かけなさいという教え。

それに倣って僧ヶ岳を登るのならば「弁当忘れても鈴忘れるな」ということになる。最近クマ鈴を忘れて登山をすることがあったが、今回だけは絶対忘れないように肝に銘じていましたよ。

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■鉱山道の感想
一言で述べるならば「行かない方がよい」になる。草刈りされていないから場所によっては笹の海を泳ぐことになる。一応踏み跡はつながっているが、突然ジグを切って斜面を移動するところもあり、歩いたことのない人は絶対迷うな、うんそう思う。おらー何度か来ているから何となく分かるのですよ。それでもどきどきでしたよ。

眼下に正規の登山道が見えた時はほっとした。まあそこにたどり着く直前にはザレ場のトラバースがあって、ギリギリまで緊張させられた。『富山の百山』に鉱山道は紹介されてはいるが、行くべきではないというのが正直な感想である。

11:06 正規ルート標高1600mに合流した。

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■のんびり歩く
正規ルートのなんと平和なことよ!標高を下げた1600m位が、現時点の見ごろなのかな。

11:14 宇奈月尾根ルートと烏帽子尾根ルートの分岐点。女性もののサングラスが落ちていた。この先は景色も見えないものだから、黙々と歩く。

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■いろいろあったが
11:43 烏帽子尾根登山口に帰ってきた。もう汗だくだ。男性一人とすれ違ったが、この人は車を登山口までは入れなかったのだね。手ぬぐいの汗を搾って、着替えて、エアコンを効かせたラパンSSで下山。

10年前は、鉱山道の遺物についてこんなことまで調べていた。
ガッテンガッテンガッテン

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Last updated  2016/07/05 11:05:06 PM


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