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カテゴリ:歌舞伎
勘三郎のこと褒めたら昨日は賛同の声を頂き、嬉しい限り。
なんといっても役者は色気がなくちゃ。 若い頃はキレイな顔姿が目立つし、いいに決まってるけど、 年を重ねる毎にいかに精進して来たか、そして、 どんな付き合いをしてきたか(特に異性とは重要!)が その人に肉付けされていくように思う。 勘三郎はじめ梨園の役者さんは花柳界・ごひいき筋・芸能界等、 色事に関して認められるというか、それこそ芸の肥やしとして、 許容される度合いが異常に高い。 勘三郎の恋の相手として、りっちままさんのコメントにもある 大地喜和子さんは、本当に素敵な人だったんだろうなあ。 実物、実は見る機会がなかったのだけど、 頬がふっくらしてるから太って見えるけど、 本当はほっそりとしてあでやかな美しい人。 性格はさっぱりきっぱりあっさりだったそうな。 別れる時には切った張ったの大喧嘩もしたらしいけど、 一生忘れられないようないい恋だったみたい。 (大地さん死んじゃってるから余計ドラマだし) この人、大体文学座に入ってすぐ、三國連太郎から一目ぼれされる。 結婚しようといわれたけど女優の夢が捨てられず別れる。 その後も独身のままイイ男達と自由につきあったんだろうな。 蜷川幸雄があの「近松心中物語」でずっと大地喜和子起用したの 分かる気がするなあ。 男の人に媚びないのに自然と妖艶な香りがしたんだろうなあ。 イイ恋の分だけミルフィーユみたいに宝物が心の中に重なって、 歳月がワインみたいに熟成させ、役者なら芸に表れる。 イイ出会い、イイ恋は芸の肥やし、人生のダイヤモンドだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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