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カテゴリ:歌舞伎
役者の条件は今も昔も一に容姿端麗である方が有利であろう。
しかし、歌舞伎での資質の第一は声だという説がある。 歌舞伎はもともと出雲の阿国のような女性が男装をして踊った。 この当時は見た目が重要であったと思う。 その後、役者が男性に限定され、歌舞伎に演劇的な要素が強まるにつれ、 声に重きを置くようになってきたらしい。 やんちゃ、もちろん面食いであるが、声フェチなの。 どんなカッコいい人でも声が悪いとがっかり。 特に舞台というのは見た目も大事だが、声は本当に気になる。 ご贔屓の勘三郎、仁左衛門、海老蔵、みんな声がいいもんね。 顔もいいほうがいい。でもこれも舞台栄えする顔とそうでないのがあり。 キレイでもパッとしない地味な顔もある。 普通に見るとあまりに大きくてびっくりした北大路欣也様。 しかし、多分舞台やテレビではしっかりとしたいい顔なのだ。 何度も書くけど、そうめんつゆやお茶の時の海老蔵クンの顔、 大きい大きい、でも舞台ではキレイで素敵。 そして、なんといってもキメのポーズのある歌舞伎では、 その役柄に合った体つきというのがあると思う。 色悪などカッコいい二枚目は、もう仁左衛門の右に出るもんなし。 美しい花魁や姫君はやはり玉三郎で決まり。 弁慶などの荒事系は、やっぱり血筋か海老蔵クンだ。 しかし、別にかっこよく無いと人気が出ないかというとそうではない。 失礼ですが、勘三郎さんは飛び切りのかっこ良さ、で人気があるのではない。 名実共、声、顔、姿を超えて、すべての面での千両役者だ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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