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テーマ:伝統工芸品や銘菓を楽しむ(34)
カテゴリ:クールジャパン
「ある程度の年齢になったら、良い物を持ったほうがいい。」 これは20代の頃に読んだ作家さんのエッセー(誰のか忘れた)に書いてあった言葉。 そんなこと言ってもお金ないしなぁ・・・とある演劇人は、良いモノを吸収するには借金してまでやる!って言ってるけれど・・・そんな感覚でした。 若い内の人間関係は、自分の友人やら、せいぜい自分と身の丈が同じくらいの人々。 ところが、年齢を重ねると、いろんな広がりが出てくる。格式ある場所にも行かざるを得なくなってくる。 ここ数年でやっと、その作家さんや演劇人の言葉の意味がわかりました。 さて、博多織の名刺入れ。これは夫と婚約時期に、誕生日プレゼントに渡したものです。仕事柄、格式ある場所に行くこともある夫。それまでは100円ショップの名刺入れを使ってましたorz ある程度の年齢なのに~見る人が見たら、「アイタタタ」と思われてしまう! これはイカンとプレゼントしたのでした。 夫は私と付き合うまで、博多織含む日本の伝統工芸について、まったくの無知でした。海外に行くことが多く、言葉悪く書けば「外国かぶれ」であったわけです。そんな彼が私と付き合いだして影響され、今は私のクールジャパンな好みを理解するようになりました。人って変わるもんです。 さて、この名刺入れ、金の柄が入っています。同じ博多織でも金柄があるのとないのでは、全然華やかさが違います。 また、値段に偽りなしというように、博多織名刺入れはピンからキリまでありますが、これは結構なお値段でした。やはり格式ある場所に行くのであれば、少々お値段がいいものを持つべきだと思います。 ちなみに、この博多織の名刺入れは、金柄が入っていないものを引き出物にもしました。40代以上の男性であれば、金柄なし織だけの名刺入れがしっくりくる年齢になっているかと思います。お渡しした男性は、あまり華やかなものよりも、渋いモノを出したほうが本人のお仕事柄と人柄に合っていると思いましたので、あえて地味にしました。 30代男性だと地味な色では、鮮やかな色や金が入っていないものとなると、ややジジ臭く感じるかもしれません。もうちょっと明るい色をおすすめします。 見る人が見ればすぐわかってしまうのが伝統工芸の良いところであり、だからこそ夫のように無知な場合は、全く気付かれないことも多いです。 モノの価値がわかる教育や本人の訓練も必要だなと感じる今日この頃です。 にほんブログ村 工芸 ブログランキングへ 結婚準備 ブログランキングへ 障害福祉サービス事業所「工房まる」と博多織「サヌイ織物」のコラボレーション企画 。博多織クロツラヘラサギ・名刺入れ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.12 10:32:27
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