テーマ:表現者、集まれ~(263)
カテゴリ:語り日記
茨木のり子さんの詩集『倚りかからず』の中から 懲りずに、またしても語りまする 茨木さんの思想が好きですねん 最後は茨木さんの詩の中に 己の矛先を発見するばかりなり・・・ *いつものように下記下線のタイトルをポチッとしていただくと、語りBARに飛びまする* 苦しみの日々 哀しみの日々 苦しみの日々 哀しみの日々 それは人を少しは深くするだろう わずか五ミリぐらいではあろうけれど さなかには心臓も凍結 息をするのさえ難しいほどだが なんとか通り抜けたとき 初めて気付く あれはみずからを養うに足る時間であったと 少しづつ 少しづつ深くなってゆけば やがては解るようになるだろう 人の痛みも 柘榴のような傷口も わかったとてどうなるものでもないけれど (わからないよりはいいだろう) 苦しみに負けて 哀しみにひしがれて とげとげのサボテンと化してしまうのは ごめんである 受止めるしかない 折々の小さな刺や 病でさえも はしゃぎや 浮かれのなかには 自己省察の要素は皆無なのだから 【撮影:たかしさん】 記:2006.04.21 16:29:25 【2005年の今日】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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