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カテゴリ:国内旅行
人吉から列車に乗り、途中途中の絶景を愛でる、今回の旅の一番のお目当てを楽しむ。
その列車は、いさぶろう号と言う名前で、発車してすぐの車内放送でも案内されるが、37キロの道程を、急な山を登ったり下ったりしながら、1時間半かけてゆっくりと走る。 その間、全ての途中駅(大畑、矢岳、真幸)で5分~10分ほど停車して、周囲を観光したり、お土産を買ったり、田舎の駅を楽しんだりでき、また駅以外の絶景ポイントなどでも列車が停まり、写真に収めたりできる、観光に特化した列車である。 いさぶろう号は特急列車ではないが、ほとんどの座席に番号が振られている。 普通の切符の他に、それぞれの番号の指定席(300円)を事前に購入することになる。 (詳しくは、こちらを参照) 人吉駅で九州横断特急を降り、階段を渡り、隣のホームに向かう。 車内は4人かけのボックス席に小さなテーブルが据え付けられていて、そこでお弁当を食べられる。 各車両の中央部分は誰でも使用可能な共用のカウンターになっていて、そこでも食事をしたり、写真を撮ったりすることが出来る。 人吉を出てしばらくすると、列車は早くも勾配を上りだす。 いさぶろう号が走る区間は、蒸気機関車の時代は、車輪が滑って空回りするほどの難所の連続で、これに起因する悲劇も起きたと言うが、今日走る列車は特に何の苦も無く、走っている。技術の進歩って、すごい…と言うか、進歩させて人たちってすごいよね。 列車は大畑(おこば)駅に到着。 ループ線の中にあるスイッチバック駅として大変貴重な存在である。 (何言ってるか分からない人は、こちらを参照) 大畑をでると、絶景ポイントの連続、それぞれのポイントで、列車は停まってくれる。 遠くに盆地を眺めたり… ループ線を上りきって、さっき通ってきた大畑駅を眼下に眺めたり… 絶景ポイントを過ぎると、この区間で一番の高地に位置する矢岳駅に着く。 ここには、かつてこの区間で頑張っていた、SLが静態保存されていて、運転席に入ることもできる。 矢岳を過ぎると、熊本県から宮崎県に列車が入り、トンネルが連続するようになる。 そして、その合間に、絶景ポイントが現れ、再び列車が停まる。 上の写真では判りづらいが、遠くに桜島も見えた。 一緒に同行したアテンダントの女性が、「今日、ご乗車のお客様は、本当に運が良いです」と言っていた。 ついさっき、会社の同僚に絶景自慢の写メールを送っていたのだが、その同僚からの携帯メールでは、東京は大雨らしい。 こっちも朝は曇り空だったし、今、自分がこの場にいるのが、まるで嘘のよう、こんな景色にめぐり合えるなんて、期待していなかったから、とてもいい気持ちだった。 列車は、真幸(まさき)駅に到着。 線内唯一の宮崎県の駅。 「真」の「幸」せが訪れる縁起のいい駅名のため、入場券がすごく売れているらしい。 僕もお土産用に購入した。 (レール好きの一枚) 真幸を出ると、山間部を抜け、農業地帯に入り、列車もスピードを増して普通に走るようになった。 建物がポツポツと見え始め、鹿児島県にある吉松駅に着いた。 ここで、鹿児島に向かう、はやとの風を待つ。 (楽天から、1日あたりの写真アップ数の限度を超えたから、今日はアルバム作っちゃダメって言われたので、続きはまた明日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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