毒舌大王

リニア新幹線の建設が来年始まるそうです。反対はしませんが、JRが９兆円も自腹で出して作るなら、その金でアメリカ横断鉄道としてリニアを作ったほうが良かったのではと思います。

なぜなら、日本はリニアに全く向いていないからです。山ばっかりでトンネルだらけとなり、景色が全く見えません。また、距離が短い割りに途中駅がたくさんあることや、地下駅になることで、停車時間や乗り換えを入れると、現行の新幹線とあまり時間が変わらなくなります。何のためのあの速度か意味が分からなくなります。

だから、JRが自腹で9兆円出す金が有るのなら、アメリカ政府に建設費はこちらで全部持つから、ニューヨークとロスアンジェルスを結ぶ大陸横断鉄道をリニアで作らせてくれと提案すれば良かったと思います。アメリカもただで作ってくれるなら許可したかもしれません。そして完成後の運営は、JRがそのまま行えば、運営収益が将来に渡って望めます。まあ、アメリカの航空業界の反対が必ずあるでしょうが。

とにかく、どうせJRが自腹で建設するなら、アメリカなど、平坦で都市間距離の長い地に生かしたほうが良いと思います。遠い遠い将来、アジア大陸横断鉄道として、日本とヨーロッパまで繋がるのが理想です。私も子供の頃からリニアは大好きだし、日本の誇りだと思います。宮崎の実験線も見に行きました。しかし、どう考えても狭い日本には向いていません。もし日本でやるなら、出来るだけ途中駅を減らさないといけないと思います。そうすると、乗客が減るし・・・やっぱり日本には向いて無いかな・・。

結論としては、リニアを鉄道だと思ってはいけないと言うことです。あれは地上すれすれを飛ぶ飛行機だと思ったほうが良い。飛行機なんだから、実は途中駅なんか作っちゃいけないんです。飛行機は東京からパリまで飛んでいくでしょう。途中、そんなにしょっちゅう降りたりしない。だから、飛行機が成田と関空の間を飛んでいて途中に拠らない。それと同じように、リニアも途中駅はあきらめて、東京と大阪を直接結んで、途中は寄らない。そんなのが正しい使い方だと思います。でも、そんなこと無理でしょうが・・・。