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Comments

jiq@ Re:歌集紹介 『ねばならず』 足立尚彦(04/15) 歌詠みで忙しかったのでしょう、久し振り…
ちみ0526@ Re:歌集紹介 『ねばならず』 足立尚彦(04/15) 自分の「お気に入りのブログ」欄を見て、…
風間祥@ あれ、 二回も送信されちゃった。 ごめんなさい…
Dec 31, 2004
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どうにもならぬ


午前九時さあて自分の時間だが散歩にでてもたぶん近道

ゴムの木に歌を聞かせるそのひとは「いいね」とたまに笑つてくれた

詩人にはなれさうもなく汗をかくことも嫌ひだへのへのもへじ

つめを切り前髪も切り風をきる ふゆの朝にひかる自転車

一本の樹木のやうに立つてみる小鳥のやうなひとに会ひたくて

雨音に囲まれてゐる静けさと『いま長靴をはいてゐること』

アルバムのどこを開けても犬と子とわたしが明日を知らず笑まへる

降るならば降ればよからう開かれて傘はひとりの虚空をつくる


『眩』第六十二号   2005.1



*『いま長靴をはいてゐること』 浜 守 第五歌集

読むでなく書くでもなくて元旦の夜ふけかがまり足の爪きる

柿の木の伐り株見つつ意識せりいま長靴をはいてゐること

地に着きて消ゆる楽しさあるやうに次からつぎへ降る牡丹雪









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Last updated  Dec 31, 2004 01:21:06 AM
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