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今年の干支のことを考えていたところ、ある偶然に気がついて父に電話をしました。
「驚いちゃった。パパたちずっと鳥にちなんだ場所に住んでるよ」 「ほんとうだ。そういえばそうだなあ、今頃気がついた。鳥の足に引っかけられたんだな」 「あはは・・」 母は酉年生まれ。私も酉、おばあちゃんも酉でした。 父も母も、単線の終点にある静かな城下町の出身です。 その町の名は「烏山・からすやま」 私にとっては懐かしい響きです。 そこから東京へでてきて住んだのが「飛鳥山・あすかやま」 ここにも「鳥」がつきますが、幼かったので断片的な記憶しかありません。 それでもやはり懐かしい響きです。 そして今は東京のはしっこの小さな街に住んでいますが、 すぐそばの駅の名が「ひばりが丘」。 山から丘に降りてしまいましたが、父はこの駅名が気に入って、ここへ越してきたと言ってました。 名前の通り、子供の頃はひばりが沢山鳴いていましたが、今はまったくいません。 「烏山」から「飛鳥山」そして「ひばりが丘」へ。 酉年生まれの母を連れて、父は私と妹を育ててくれました。 私も妹も、またそれぞれ巣をつくって雛を育てています。 雛もだいぶ大きくなってきました。 いつの日か巣立ったら、もしかして誰かひとりくらい鳥の名前のつく街に住むかもしれない。 ふんわかと夢がふくらんだ年の始まりでした。 飛ぶための羽だよそれは鶏よ飛んでごらんよ夢でもいいから/足立尚彦 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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