カテゴリ:吉雄のつれづれ
私に向けられた文章ではないのですが
msk222さん のブログにて http://plaza.rakuten.co.jp/msk222/diary/200807160000/ (抜粋)------------------------------------------ 稼いでいれば生活の心配はないでしょうが、 子どもにはやっぱりお父さんが欲しいでしょうね。 こんどは子どものためのお父さんをつくるのかな。 ------------------------------------------(抜粋終わり) という記述を読み、うなってしまった。 そういう風に思われることは・・・まぁ、あるのだろう。 しかし、自分に言われたことでは無いとわかっていても 「子どものためのお父さんをつくるのかな」はとても辛い。 そして、それを読んで私はこれから先 結婚をしたくないと強く思った。 その含みの中にある「お父さん」とは何だろう。 子供はお父さんがほしくなる生き物と、思われている。 しかし、少なくとも私が子供の頃に お父さんが欲しいと思ったことは一度もなく 母にそれを(ものじゃないし)ねだったことはない・・・はず。 どんな親でも居ればいいとは思えないのと同じように 子供は男が、それも「父」が必ず要るとは すんなり思えない。 そして、今片親であるが、「子のために」 親は(男女)二人そろってなきゃいけないと、思ったことはない。 一緒に暮らしていくという選択肢がある人がいたとして 男女どちらでも、ありだと思う。 お父さんという括り、お母さんという括りでないと 一緒に暮らせないわけでもなく、不毛であるわけでもない。 金銭的な面を考えて、父が必要・・・? それも今ではあるいみ幻覚ではないかな。 子供がいる状態で離婚・・・それは関係として、破断したり 結婚状態を維持しない方が「よかれ」とおもったから 解散している場合ももちろんある。 よかれとおもってなくても、 もちろん片方が一方的に辞める形もある。 結婚をしない状態での出産という事もある。 「私生児」とは俗語で、法律上婚姻関係にない 男女の間に生まれた子供のことで、 旧民法にある「私生子(しせいし)」 からだろうけれど、それも現在の民法では使われていない。 脱線ついでに書くと、男性にはその状態はない。 婚姻せずに生まれた子供を男が引き取って 男手一つで育てても、「私生児」とは言われない。 子の母と婚姻関係を結んでいるからといって ただ居るだけでコンプリートなのか? 母子家庭だろうが父子家庭だろうが 両親いる家庭だろうが、密室状態で 家族のみで暮らすわけではない。 密室に近い形で暮らすことをお勧めしない。 私は娘に、私の友人や友人の家族、 兄・母・祖母、親戚関係や 私の仕事関係、学校・商店街などの地域で出会う 大人や子供、沢山の人たちに関わり 関わって貰えたらと、考える。 しかしそれは、欠けた父性を補うためではない。 欠けてなんかない。 二人揃っていることが「正常」ではない。 もちろん、異常でもないw 人つてに、(婚姻関係の不成立などで)男性側のせいにして 身ごもった命をあきらめる方の話を聞いた時に もっとどうにかならないものかと心が痛い。 婚姻関係を結べないとしても 身ごもった命を大事に育てようという母に対して、 応援する気持ちでいっぱいになる。 私は、お父さんを欲しいと子供のころに思わなかったし、 今でも思っていない。 それは、母の選択であり「よかれ」と思ったこと。 そして、一緒に住んでいた祖母や兄 親戚の家族や出会った素敵な大人達。 私はとてもいい出会いに恵まれていると思う。 世の中の婚姻関係、男女関係を否定しているのではなく 状況は多様にあり、そしてそれを良しとおもう。 今娘に関わってくれる大人を思うと とても恵まれている。 彼女にとって父的な人は(男性に限らず)複数人いるだろう。 (女性に限らず)母的な人も。 そして人生の先輩と思える年上の友人も。 私と彼女と一緒に現世を生き 大事に思ってくれている、気の置けない方々がいる。 それで充分。 そして、もし婚姻関係を結ぼうとおもう 相手が私にいたとしても、 それは、父性の補充ではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[吉雄のつれづれ] カテゴリの最新記事
|
|