カテゴリ:吉雄のつれづれ
お酒を飲んだら泣くという 泣き上戸ではないです。
なのだけれど、ちまちま帰る沖縄で 皆で飲んでいるときに、私が泣いていることが多いなと思った。 今回は幼馴染の三回忌だったので そういう時なのだから、泣いてもいいんだよと 言われたけれど。 ***** その日の早朝の飛行機で帰り、ひとしきり母と話をして 娘を母に預け、友人と待ち合わせし ひまわりの花を買って故人の家に向かった。 先に来ている数人と顔をあわす。 小学校時代からの友達は、顔を合わすのが 20年ぶりでも、顔と名前とエピソードが一致する。 中学からになると、クラスが多くなるというのもあるのか いきなりわからなくなる。 まぁ、それはそれで。 20年ぶりでも、「うおーなつかしい!」という感じではなく なんとなく、うんうん、そうかそうか 元気そうで良かった。という感じなだけで。 今何やっているのかと聞かれ 「絵を描いて生計をたてている」というと お母さんが 「今描いてもらったら、後で価値が上がるんじゃないの」 なんてことをいった。 亡き彼も“小学生の頃”同じことを言っていた。 とても懐かしいなと思った。 後で来る人に席を空ける形で、予約してあるらしい居酒屋へ。 そこに。と言われた席には知らない人が二人。 ほんとに?とおもいつつ席についたら、 「吉雄でしょ?」と言われるが、全然わからないので 申し訳ないが名前を教えてと聞いてみても聞き覚えがない。 もう一人も同じようにわからなくて困った。 どうも中学だけ一緒で、同じクラスにはなったことのない 二人のようだったけれど、なぜか二人は私のことを 知っているらしい。 懐かしいというより、初対面の気分で飲み始めて なんとなく差しさわりのない話をして。 席も結構一杯になってきて、あー懐かしいなという話も ちらほら出てきたりして。 幼馴染の亡くなった時の事故の様子を少し聞き となりの席の人が、故人のための酒をついで 彼が生きていたころの話を聞いて 故人のグラスに乾杯するので、 私も、乾杯しつつ、言うこともいろいろあったのに こんな風にいなくなっちゃダメだろーといったら 涙が流れてしまった。 でもいつかは全員と別れるんだよね。 そういうの嫌だなーともおもいつつ 仕方ないなぁともおもいつつ。 生きているうちに、沢山の人に会うけれど 基本的に人は孤独だと思う。 母も娘もいて、親友がいて、 こういう風にあつまる幼馴染がいる。 でも彼らは、私でもなく、一体化も目指さない。 でも、出会ったみんなは少しずつ私に影響を与えて 心の隅っこに住む。 生きている人も亡くなった人も。 また来年も12/4は 沖縄にいると思う。 関連雑記 N氏について ちょっとの間だけ幼馴染を憑りつかせる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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