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blog the seventeen(いまの気持ちを17文字で)

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2024年02月03日
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「哀れなるものたち」を映画館で見ました。










何と強烈! 
予想とは全然ちがって、インパクト最大の映画でした。面白かったのはおもしろかったけど。

ひとことで言えば世紀末あたりのロンドンを舞台にしたマッドサイエンティストの大人のおとぎ話といったところでしょうか。ネタバレが嫌いな私は、映画をみるときは最小限の知識だけを仕入れて見ることがほとんどです。この映画は事故で亡くなった女性が子どもの脳を移植されて蘇生する話、程度の知識しかありませんでした。

大人の体に子どもの脳を移植された人間がどんどん知識を吸収し成長していく話だと思っていました。

まあ、そう言っても間違いではないのですが、移植元と移植先の関係が何とも(ネタバレになるので具体的には言いません)。そして、子どもが成長していく中で欠かせないのが性的な関心、この映画ではそれをあますことなく描いているためR18に指定されているのでしょう。18歳未満の子どもは残念ながら見ることができません。

4文字言葉もちりばめられているし、性的描写もふんだんに出てくるのですが、見ていてそんなにエロチックでもなく(いわゆる「劣情を催す」感じではありません)、性教育にもなりそうなので(反面教師的というような意味で)、私はR15ぐらいでもいいかなと思いました。子どもが見るとセックスへの憧れが少しなくなるかも知れません。

ストーリーは死体を生き返らせ、異なる動物の胴体と頭をくっつけて新生物を作るマッドサイエンティストの「ゴッド」が相手役ですから、私のような平凡な観客には話の展開が全く読めません。ストーリーは右に振れ左に振れ、その中で主人公の女性はどんどん成長していきます。

危険を伴おうが好奇心を持って新しいものをサッと受け入れ、楽しんでいくのは子どもから大人へと成長する姿そのもの。

音楽もいい効果をあらわしています。チェロの重厚な響きがあったり、パーカッションだけの場面があったり、雅楽のような響きも聞こえてきたりします。映像はモノクロとカラーをうまく使い分け、死体解剖などある種残酷なシーンも多いのですが、見るものを不快にさせません。どこか「チャーリーとチョコレート工場」に似た、中世絵画を思わせるシーンも観客を不思議な世界に誘います。

鑑賞後はさわやかな気持ちで映画館を出ました。

内容をどれだけ知っていたのかは分かりませんが、観客の平均年齢は60代後半ぐらいだったでしょうか。平日の昼間なのでやむを得ませんが、もっと若い人にも見てもらいたいなと思いました。18歳未満はそもそも無理ですけど。





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最終更新日  2024年02月03日 12時53分27秒
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