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2024年03月23日
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カテゴリ:本にまあ
「障害者支援員もやもや日記」(松本孝夫著、三五館シンシャ発行)を読みました。



本書もその一つである三五館シンシャの日記シリーズを私は好きでよく読むのですが、最近のシリーズでは「看板に偽りあり(いい方に)」の本が多くなってきたように思います。シリーズの「〇〇日記」の〇〇部分には「よれよれ」「へとへと」「こそこそ」など否定的なことばが入り、本書でも「もやもや」となっていますが実際にはそれほど「もやもや」した話ではありません。

著者はもやもやしながらではなく信念を持って働いており、読後感はむしろさわやかなものでした。

著者は経営していた会社が倒産した後、家庭の事情もあり70歳になって非常勤として障害者支援施設で働き始めます。高齢者施設のつもりで応募したのが障害者支援施設だったとの偶然の出会いはありましたが、元々好奇心旺盛で仕事熱心な著者は障害者支援の仕事に前向きに取り組み、間もなく80歳の大台を迎えようとする今も働く意欲は衰えません。

たしかに本の帯のような大変なこともありますが、それでも彼が支援員を続ける「理由と意味」はあるのです。

本書を通して障害者を取り巻く環境、家庭や社会、授産施設などの実態、国の取り組みなどを私たちは詳しく知ることができます。精神障害、知的障害とは何か、またその当事者に対してどのように接すればよいか。彼らの人権への配慮や性の問題にも踏み込んでいき、読者は著者の軽い筆致を通してしかし実際は重い問題に向き合わされることになります。

「羊頭を掲げて狗肉を売る」ということばがありますが、狗頭を看板にして羊肉を売る、そんな印象の本でした。





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最終更新日  2024年03月23日 11時22分08秒
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