50代の転換期

今日は今年最初の下野模試の日である。
去年は採点方法に大きな問題があり、答案返却後にかなりがっかりさせられたが、
今年は実施直前に慌てさせられた。

「志望校登録カード」という、いわゆる受験票に代わるものがある。
昨夜上三川教室の室長から「志望校登録カードに受験番号や受験者の氏名が
印字されてない」という連絡があった。これが無いと、生徒が自分の受験番号を
知るすべが無くなる。

しかたなく、受験番号を室長が記入し、名前の方は生徒自身に書き込ませることにした。
こういう状態では、答案用紙への受験番号の記入ミスがあっても、こちらの責任には
ならないだろう。

そして今朝も、市貝教室のテスト監督から連絡があった。全く同じ状態である。
おそらく、こちらから以前メールで送った受験者登録ファイルのうち、
上三川教室と市貝教室の生徒だけを担当者がコンピュータに登録し忘れたのだろう。

とにかく時間が無い。市貝教室の監督は室長ではないので受験番号を知らない。
私がパソコンの画面を見ながら彼に口頭で生徒の受験番号を全員分伝え、
それを生徒に書き込ませることにした。こちらの方が上三川教室よりも
記入ミスの不安があるが…。

去年までは、下野模試には「渡辺私塾荒町教室」という１つの塾として参加し、
受験番号で教室を区別していた。だが、教室内順位を出したり、塾外生へ
答案を郵送したりする際には分教室ごとに登録しておいた方が都合が良い。
そのため、今年初めてそれぞれの教室名で登録した。
しかしながら、それが今回の不手際の発端となってしまったようだ。

問題用紙や他の書面類は逆に荒町教室に一括で配送された方が便利なので、
６月の塾登録の際、担当者に「荒町への一括配送」を希望した。
そして、担当者の指示通り、他教室の登録用紙すべての備考欄にその旨を記した。
ところが試験の数日前、見事に各教室バラバラに配送されてきた。

そのときから「なんだかなぁ…」と感じていたのだが、受験者の登録抜けは
さらに重大な失策である。もしかすると、模擬テストを担当する人員を
削減されたのだろうか。いずれにしろ今年は、始まる前から下野新聞社事業部に
対する信頼感が薄れてしまった。

今朝は、締め切り後に申し込んだ塾外生を席順に入れるのを忘れるという
私の個人的なミスも重なり、てんやわんやの騒ぎになった。
明日はもちろん下野新聞社に抗議の電話をかけるが、当然ながら自分自身でも
生徒を困惑させるミスを犯さぬよう気を引き締めなければならない。

とにかく、これからの下野模試の朝は、もう少し穏やかに過ごせることを
願っている（笑）。