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カテゴリ:自動車
つい最近4代目プリウスを讃える日記を書いたばかりなので、
今日の国沢光宏氏(自動車評論家)の記事にはちょっと驚いた。 氏によると、先代の場合、発売から2年間は「生産出来る台数=売れる台数」という 好調さをキープしたのだが、現行モデルは発売1年にして、 対前年比で60%台という低空飛行になってしまったらしい。 理由は3つあるようだ。 1.奇抜すぎるデザイン 2.変わり映えのない性能 3.高すぎる価格 の3点である。 1については、私個人がどうのこうの言っても意味が無い。 奇抜すぎると言われれば確かにその通りとも思えるが、 「あなたは絶対買いませんか?」と聞かれると「いえ、そんなことはないです」と答える。 とにかく燃費のすごさに感動してしまったので、 今車を買い換えるタイミングならば間違いなく候補に入るだろう。 もっとも、国沢氏はこのデザインを許せなかったようだ(笑)。 初代から3代目までのすべてのプリウスを所有したのに、この4代目は買わなかったという。 2には燃費性能は含まれていない。 燃費性能だけなら、3代目より実用燃費で10%程度向上しているのだ。 国沢氏が触れているのはあくまでも動力性能である。 この動力性能に関してはメーカーの関係者は「3代目と同等」だと説明している。 ところが、国沢氏の言い分では「3代目プリウスでも十分燃費で満足出来ていたため、 ユーザーからすれば性能の向上などクルマとしての魅力を向上させて欲しかった」 ということになる。開発陣は「燃費が3代目と同等でOKなら 走る楽しさに直結する性能を大きく改善出来た」と言っているので、 なおさら国沢氏は悔しく感じているのだろう。 アメリカ市場でも「もう少し元気良い走りを期待していた」という声が多いそうだ。 確かに、先代の走りは完成されたものだった。 以前も書いたが、気をつけていないとあっと言う間に100km/hに達してしまう、 何気ない速さの持ち主だった。「プリウスはけっこう速い」という評判も すっかり出来上がっていたような気がする。 また、メーターパネル周りも先代の方が高級感があると私は感じた。 レンタカー同士の比較でしかないが、ワンランクとは言わないまでも 半ランクくらい車格がダウンしてしまったようなイメージがあったのである。 それでも、前回の日記の繰り返しになるが、 私が実際に体験した59km/Lという燃費はものすごい。 恐るべき環境性能と言っていい数値である。 さらに、PHVは電気モーターだけで68.2km走る。 この公称値はあてにならないので(笑)、 おそらく街乗りでは半分程度になってしまうと思うが、 それでも30km以上電気だけで走れるのなら大したものだ。 真岡から宇都宮に通勤する場合、2日でガソリンを1L使うかどうかというレベルだろう。 20日間の出勤なら1月に10Lのペースになる。 燃料タンクは43Lだから、給油は4ヶ月に1度でいい計算だ。 最も売れているノーマルのプリウス「S」グレードが247.9万円。 PHVの最も高いグレード「Aプレミアム」が422.2万円である。 前回の日記の最後に、「車格がどうでも、スタイルがどうでも、 燃費だけでプリウスは本当にすごい車だと思う。」と私は書いた。 3に関しても、私は個人的に決して「高すぎる」価格設定ではないと思うのだが、 お読みの方はどのようにお感じだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年10月14日 23時34分02秒
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