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カテゴリ:治療
コレステロールは肝臓で合成されます 内因性で約8割・肝臓で合成されて出来ます VLDL(超比重リポ蛋白)は LPL(悪玉・中性型リポ蛋白) LDL(善玉・低比重リポ蛋白)に変化し、末梢組織や肝臓のLDL受容体から取り込まれ処理されます。
食事からは約2割 小腸から吸収された脂肪から出来ているカイロミクロンは、代謝されてカイロミクロンレムナント(遺残型)になります。その途中で脂肪酸は末梢組織にエネルギー源として利用され、HDLは末梢組織から余分なコレステロールをとって肝臓に運び込みます。カイロミクロンレムナントは、肝臓のレムナント受容体から取り込まれ処理されます】から供給されますので、食事だけでは改善する事は難しいのです。 血管の中では、正常血管→脂肪斑→繊維化→カルシウム沈着=血管が硬くなり、血液の流れが悪くなっていきます。この原因はコレステロールが血管の壁に染み込み、色々な成分を沈着させて行く事にあります。 (アセチルCoAから→HNGCoAになり→メバロン酸になり→コレステロール→胆汁酸→便になりますが紅麹はHNGCoAの特殊な還元酵素阻害劑です) 肝臓内でコレステロールの合成が減少され、コレステロール貯蓄量がすくなくなると肝臓から運び出されるコレステロールは低下します。 よってこのコレステロールを運ぶ、血中の悪玉(LDL)コレステロールは低下します。逆に体内で余分となったコレステロールを再び肝臓に呼び戻す経路が活発に動き出し、この再利用されるコレステロールを運ぶ善玉(HDL)コレステロールは上昇します。 労働省が取りまとめた、定期健康診断の結果で血中脂肪の異常がある率は98年に23.0%となり、90年の11.1%に比べ2倍以上に増えています。さらに、今後も食生活の欧米化、運動不足による肥満、高齢化等により、増加の一途を辿る事が予想出来ます。 [中性脂肪・コレステロールについて] 血液中には、コレステロール・トリグリセリド・リン脂質・遊離脂肪酸の4種の脂肪が含まれています。このうちコレステロールが多すぎる状態を高コレステロール血症、トリグリセリドが多すぎる状態を高トリグリセリド血症と言い、片方又は両方の状態を高脂血症と言います。高脂血症は、動脈硬化を発生・進行させます。 脂肪酸の一部が中性脂肪になりますが、中性脂肪は肝臓に入り、水に溶けませんから蛋白質と合体してしまいます。それが一杯溜まりますと、高脂血症となり、動脈硬化に移行してしまいます。 コレステロールになるのは、善玉と悪玉があります。善玉は蛋白質と付いているので高比重ですが、悪玉は脂肪と付いているので問題なのです。悪玉が多かったり、過酸化脂質が多かったりすると高脂血症になります。
血中脂肪の異常は、心筋梗塞・脳卒中につながる動脈硬化や糖尿病、高血圧等の生活習慣病の大きな要因になります。 しかし高脂血症は普段生活する上で何の症状もなく、患者さんが異常に氣付くという事は、めったにありません。 コレステロールが高ければ、動脈硬化(血流計では平坦型等)により狭心症・脳梗塞・心筋梗塞等を起こしやすく、コレステロールを下げれば、これら症状が予防されます。
改善が期待できる生薬 【紅麹】 本草綱目によれば、 消食活血 (消化を助けて血行を良くする) 健脾燥胃 (内臓を強くし、胃をスッキリとさせる) 藥能を有する漢藥の一種として珍重されてきました。 打撲傷、月経閉止、産後の悪露を治すとされています。 近年では、紅麹摂取が血管拡張に影響を与え血圧降下作用を示す事が報告されました。またコレステロール合成阻害作用や抗菌活性も明らかになっています。血圧と共に血清コレステロールを改善する食品は、これまで殆ど報告されていません。このような観点から、これからの高齢化社会においては、様々な循環器疾病に対して総合的な予防効果を有する食品として注目されています。 歴史的にも、紅麹は古代より中国大陸、台湾等において利用されてきました。その主要菌は紅色系の色素を大量に生産し、作られた麹は深紅色を呈する為に、一般に紅麹菌と呼ばれています。 紅麹はMonascus属の糸状菌を用いた紅色の麹で、現在でも「紅酒」「紅露酒」「紅乳腐(紅豆腐)」等醸造原料としての他、食品類の着色や肉類の着色及び保存劑として、中国大陸及び台湾で広く利用されています。 【田七人參】 田七人參はウコギ科のサンシチニンジン[Panax notoginsen(Burk.)F.H.Chen]の根を乾燥させたものです。別名「三七人參」「金不換」とも呼ばれ、中国雲南省の極限られた地域に分泌するもので、生産量も少なく、庶民の手の届かない幻の妙薬であったとされています。 大量のサポニンの他、少量のステロール類やフラボノイド等を含有します。古来生理作用、止血作用、抗菌作用等が記述されています。 近年中国では、三七粉が冠状動脈中の血流量を増量させ、心筋の酸素消費量を減少させ、其の為心臓の負担を軽減し、さらに血中のリポイド量とコレステロールを減少させる事を認め、三七を冠状動脈疾病、狭心症、心筋梗塞、高血圧、コレステロール過多症に応用しています。
紅麹では血清脂質のうちコレステロールの改善作用があります。1979年東京農業大學の遠藤氏によってMonascus属の倍養液から強力なコレステロール合成阻害劑、モナコリンK(ロバスタチン)が発見されました。モナコリンKはコレステロール合成の律速酵素であるHMG-CoA(3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル-CoA)還元酵素の特異的な阻害劑で、血液中の過剰なコレステロールを減らす働きを持っています。HMG-CoAとは肝臓内でコレステロールを合成する際の中間物質で、この物質を還元してメバロン酸に変化させる酵素(HMG-CoA還元酵素)の働きをモナコリンKが抑制し、コレステロール合成を減少させます。このような状況下で肝臓内でのコレステロール貯蓄量が少なくなると、体内に存在するコレステロールを再び肝臓に呼び戻され、再利用される事になります。これは体内でのコレステロール増加を原因とする動脈硬化由来の虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の発症防止という本来の目的を達成する事になります。また、医療用医薬品「メバロチン(プラバスタチンナトリウム)」と同じ作用を示し、特に難治性の家族性コレステロール血症、重症の高コレステロール血症に対しても極めて優れた効果を有するものと評価されています。 モナコリンk及びその誘導体は1987年の米国を皮切りに各国で商品化され、既に100万人以上の患者が治療を受けています。 また、本態性高血圧患者の血圧を改善すると共に、血中のコレステロールの優位な低下も観察されます。一方「田七人參」が血清脂肪に及ぼす影響に関しては、1987年昭和大の中山氏らの報告では、中性脂肪、総脂質、動脈硬化の危険因子指標の一つであるAl(atherogenic index)の有意な低下、総脂質、リン脂質の低下傾向が観察されると報告しています。
高脂血症について 高脂血症は、それ自体は痛くも痒くもありません。しかし1度発症すると、心筋梗塞や狭心症、急性膵炎等、極めて重篤な疾患が待ち受けています。発症した時には、生命を脅かすような病氣の可能性があり、生命に関わるような合併症を引き出したりもします。しかもそれは、ある日突然に、働き盛りの40~60歳に襲い掛かってきます。こういった疾病は高脂血症、高血圧、糖尿病、肥満等の生活習慣病によって引き起こされます。そして、これらの原因は動脈硬化で、高コレステロール血症等「高脂血症」をはじめとして、他の生活習慣病が合併した状態で、無症状で長い時間をかけて進行して行くから厄介なのです。つまり動脈硬化は相当に進行しないと症状が現われず、発症した時点では手遅れになっている事が多いのです。 高脂血症はその要因として遺伝素因や食餌因子、さらにリポ蛋白の増加をきたす基礎疾病等か考えられ、遺伝素因で発症するものが遺伝性(家族性)高脂血症で、基礎疾病があって発症する者は、二次性高脂血症と呼ばれています。多くの高脂血症は、これら3者の要因が相互に関連しあって発症します。 高コレステロール血症をきたす二次性高脂血症には、甲状腺ホルモンが低下する甲状腺機能低下症、ステロイドホルモンの増加するクッシング症候群、尿中に蛋白が大量に排出されて、血清蛋白が低下するネフローゼ症候群、皮膚が黄色くなる閉塞性黄疸等があり、高トリグリセリド血症を発症しやすい疾病は、糖尿病、尿毒症、ネフローゼ症候群等です。 高脂血症の治療について 治療は、まず食事療法です。それで改善されない場合に、藥物療法に入ります。殆どの場合、体全体の細胞の持つ性質が、遺伝的に規定されている事が原因になってコレステロールやトリグリセリドが高くなるので、これらを治療する為には、これらの細胞の性質を変えなければなりませんが、現代医学では不可能とされています。其の為取り敢えず、コレステロールやトリグリセリドを下げるという治療しかありません。しかし治療を止めればまた元にもどってしまうのが普通で、一生を通じて治療を続けなければならない事を意味します。 さて、いざ治療するとなると、コレステロールの高い人は、そのコレステロールをどの程度下げれば良いのか、トリグリセリドの高い人は、目標値をどこに置けば良いのかが問題となります。 高コレステロールに関しては、動脈硬化の予防が最終的な目標ですが、トリグリセリドの場合は、少し違ってきます。トリグリセリドが高いと、動脈硬化の発生率も高くなりますが、トリグリセリドが1000mg/dl以上というように、異常に高い場合は急性膵炎が問題になるのです。というわけでトリグリセリドが1000mg/dl以上もある場合は、急性膵炎を防ぐ事が、主な治療目的になります。 コレステロールが高い場合は危険因子があるなしで、治療の目標値が違ってきます。動脈硬化學會では、高脂血症診断ガイドで、治療の開始基準・目標値等を示しています。 また、二次性の高脂血症についても、その治療は原因となっている病氣を治療し、食事に関する注意事項を守る事で少しは改善するはずで、食事療法を中心に治療して行く事になります。 問題なのは家族性高脂血症で、最も動脈硬化を起こしやすく、食事療法も完全に有効とは言えません。したがって家族性高脂血症の診断がついたら、多くの場合藥物療法を行なう事になります。それでも食事に対する注意は必要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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