今日はお茶を飲む”とき”の話。
お茶をいつ飲むか、いつ飲みたいか。
中国。
明末、
「茶疏(ちゃそ)」という本、
その巻末に「飲時」と題する一連の詩がある。
その中から抜粋。
お茶をどんなときに飲むか。
心身ともに余裕のある時、
気分がいらいらしている時、
うすぐもりでこぬか雨が降る時、
明るい窓辺のきれいな机に向かう時、
こんもりとした林、すらっとした竹やぶを眺めている時、
蓮池の亭(ちん)で涼んでいる時、
中庭で香を焚いている時、
静かな寺院を訪ね有名な泉や奇岩のそばにいる時、
門を閉じ、世間を避けている時、
夜もふけてともに語る時、
よい客やかわいい女性といる時、
(順不同)
参考:「お茶のある暮らし」(谷本陽蔵)
お茶を飲む時は自由。
でも飲む時間をちょっと作って
気の利いた時に飲むともっとおいしいかもしれない。