今まで粘ってきた絵本の制作、ついに断念いたしました。

思えば、はじめから、ガタガタな進行でございました。
おおいに練り直しが必要だったのに、
ええい、絵描いちゃえ！と見切り発車。

描けばなんとなかなる、絵が教えてくれる、
なあんてファンタジーなことを思っていたんです。
しかし、そんなことはありませんでした。

途中で、何度も、「これはダメかも」と思いましたが、
粘って、いくつもの案を考えました。
しかし、息子には、一度もＯＫをもらえませんでした。

ついに、昨日「これなら、なんとか、終われる！」という案が生まれて、
おはなしを書いたのでした。
そして、学校から帰った息子に「どうよ！」と聞かせたら、

「あまりのひどさに、ことばもない」

・・・・・と。(-_-;)
今までは「ここのところが、ちょっと」みたいだったのに。
もはや全面ダメダメで、どこにもコメントの出しようがない、と。

呆然としていたら、
「・・・悲しいね」
と、つぶやくのです。

うぐぐぐぐ・・・・そんなに、ひどかった？(-_-;)

白いボタンつけ糸が、ぷつっと切れたように感じました。
ええ、命綱とか、綱引きのロープのようなものではなくて
もっと、かわいた、細い糸。

・・・終わりだ。

呆然としていると、息子が叱咤激励してくれました。
「まだまだ、はじまったばかりじゃない！」
そうよね、そうよ、この、企画が未完で終わっただけ。

絵本制作は、まだまだ続く。
今回の挫折を、痛くも、よき経験として、
次回作は、もっとカシコク、つくりましょっ！