かっこいい大人。
最近、色々考えてる由紀緒です。みなさん、いかがお過ごしですか?えーっと今日書こうと思っていたことがあるんですが、ちょっとまた今感動的なメールを見てしまったので、これは書かずにはいられない!と思って、この話にします。最近、かっこいい大人2人に知り合いました。今日出会った人は人はとりあえず置いといて、ある記者の方の話をしたいと思います。安原直樹さん。以前にも書きましたが、7月に発売された東京タワーの写真集を出したカメラマンの方です。卒論のために取材をしたいと思っていた人の一人。私の卒論は、昭和33年から現在に至るまで東京タワーが人々にとってどのような象徴的存在で、影響を与えてきたかというのを、広告、映像、書籍、イベントなどから考えていくという内容。結論では、今でも東京タワーがシンボルとして機能している理由と、私にとってどのような存在なのかというのを明らかにしていきます。私が卒論のテーマを決めたのは、去年の年末。「どうせやるなら、自分が好きで楽しめるものにしたい」という単純な理由。もちろん、動機ではそんなことは書けないけど(笑)そこですぐに東京タワーが上がったのは不思議だけど、テーマとして決めるまで、東京タワーのことは全然知りませんでした。本来の機能は「テレビ塔」とかね。ずっと展望台が取り得の観光地だと思ってました。確かにそうなんだけど。今年はなぜか東京タワーがちょっとしたブームになり、「東京タワー」「ALWAYS」とか東京タワーが出てくる映画が公開したり、写真集やリリー・フランキーの自伝のタイトルになったり。あ、あと東京タワーを使ったイベントが多かったかな。そんなわけで、当初の予定とは結構離れ、かなーりタイムリーな内容になりつつあります。この卒論の中で「それぞれの東京タワー観」という章があります。これは、数人の方にインタビューして属性によって「東京タワー」に対するイメージがどのように違うのか考察していきます。ハトバス観光客、大学行くために上京してきた人、生まれも育ちも東京の人、そして東京タワーを撮影したカメラマン。そう、そのカメラマンが安原さんなわけです。「インタビューしたいと思っても、どこに連絡すればいいのやら・・・」ってなわけで、とりあえず出版社にメールをしたら、担当の方が安原さんに取り次いでくださって、めでたく取材を受けていただけることになりました。そういうわけで、最近メールのやりとりをしているのですが、今日のメールには感動しました。転職して新聞記者になって思ったこととか、今の仕事に対する姿勢とか、経験に基づいた考え方とか・・・まだ会ってもいない、全く知らない人に対して、そういうことを言えるのはスゴイな、と。自信と誇りを感じました。アツイ人だ(笑)私は今かなり色々考えてて、その言葉がよく分かるんだよなぁ。取材内容に全然関係ないんですよ。でもね、「なんかの参考になれば」って書いてくださって。「この人に依頼して良かったなー」と思った瞬間でした。卒業論文を書くのは、一生に一度。写真撮りに頻繁に出かけられるのも、取材に行けるのも、多分この先はない。実際、文献と睨めっこしてるよりもフィールドワークに出かけると楽しいし、自分の性に合ってるなぁと思っています。『素人でも前に踏み出せば、形になるものです。』という言葉を信じ、大学生活の集大成を作り上げたいと思います(笑)あとは、プリンスホテルから取材依頼の返事が返って来ればいいんだけどなー。とりあえず、リリー・フランキーの本を読んで待つとしよう。来月の取材が楽しみだー☆☆☆