カテゴリ:日本の近代史
昨年の東日本大震災の直後から、北電は本州に60万Kwの電力を送っていると報道されていた。東北電力も東京電力も大規模な発電停止に陥った訳だから、北電が協力できるのは北海道道民にとっても喜ばしいことでした。
もっと送れば良いのにと思っていたが、送電能力が最大60万kwと言うから仕方がない。 その時の北電の原発は3基あるうち、1台は定期検査入りで稼働せず。 もう一台は建設直後で、試験運転期間中であったが記憶では5月頃から試験運転から営業運転に入った思う。 つまり、1台の原発(多分50万kw)のみが稼働していた。 その分がそっくり本州に送電されたことになる。 北海道道民は原発なしで特に問題なく電気の供給を受けていたことになる。 その後3基の原発定期検査入りで稼働休止。 現在は原発なしの状況。 その対策として、休止中の火力発電所を復活発電とか、その発電所が故障休止とか種々の不安ニュースが流される。 大震災直後は、にわかに火力発電所を稼働できたわけでもなかったのに3基の原発ナシ状態で電力需給に不安はなかった。 それでもこの夏から節電モードに入り、昨日のブログに書いたように北電から節電を訴える情報が出される。 今日の朝刊によると 将来の電力需給を考えると本州から送電を受けるために送電能力を90万Kwにする。 その計画は青函トンネルの中に送電線を施設することが有力案であると報じている。 そして、現在は本州から、送電を受けているという。 最大不思議な話 原発なしで、特に電力需給を問題にしなかったのは昨年の4月、5月 原発が3基とも休止に入った時は、北海道の電力需給は不安視されていたけれど、本州からは受けていなかったはず。本州は北海道に送電する余力はなかったはず。 それが、火力発電も復活運転して、本州から送電を受けているという。 そして、節電効果でこの夏は乗り切れるが、冬が不安だという。 信じられない北海道の電力需給ニュースです。 電力会社、政府、報道がぐるになって電力不安を煽っているとしか思えない。 一方で自然エネルギーの買い取り能力は北電には限界だと言っている。 まるで、自然エネルギーを阻止する態度そのものです。 だめを押すように、本州と北海道の送電能力を上げる必要は「自然エネルギー発電電力を買い取る能力を上げるための対策だと言っている」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 6, 2012 12:51:30 PM
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