カテゴリ:ビジネス
最近、世間話の中で日本郵便の経営についてから、日本航空の話題を持ち出した者がいた。
話のつながりは、日本航空もつい最近まで、完全民営会社ではなかったから話は始まった。 創立30周年記記念会場には日本航空会社社長はじめ経営幹部、政府関係者などが参加しての祝賀会の席に、JAL123便が消息を絶った。との連絡が入った。 読んだ本は此処から始まり、その本で、最近まで政府出資会社であることが初めて分かったとの事。 この本は、もしや山崎豊子作の「沈まぬ太陽」ではないかと連想した。 我が家には、全5巻全て揃っている。 そのうちの2巻まで、5年位前に読んで、以降読まずにいた。 2巻までは組合の委員長をしていた社員が、組合の方針及び自分の会社の安全に対する思いを貫いたため、会社に疎まれ左遷人事の不遇10年以上に及ぶ話であった。 だから、そこにはJAL墜落事故の話は出ていなかった。 3巻を手にした。 何と、あの世間話で聞かされた創立30年記念祝賀会から話は始まっている。 四肢がバラバラ、胴体切断、頭部もつぶれている悲惨な事故現場が描かれている。 遺族の苦悩、遺族に降りかかる問題も書かれている。 寝ずに事故処理に当たった社員、遺体捜査、遺体の確認、補償交渉とその任に当たった社員の疲弊する様も綴られている。 正に地獄図。 事故発生時のニュースを見た記憶は自分に鮮明に残っている。 あれは、真夏 ※記録を確認1985年8月12日 夕飯の時間帯でテレビを見ていた時にJAL機行方不明のニュースが流された。 刻一刻とニュースが悪い方向に変わっていった。 520名の死亡、4人生存。 坂本九ちゃんも搭乗していて死亡 大変な事故でである。 しかし、この事故で日本航空が倒産するとはつゆ思わなかった。 不運な大事故であると受け止めていた。 それでも、以降飛行機に搭乗する際は死の覚悟を持って搭乗している。 ※完全民営化されたのは1987年であるから事故から2年後となる。 ※会社更生手続きは2010年、上場廃止 株価ゼロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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