社員をSWOT分析してみると
今、社員がワクワク働けて、整体するための人事評価制度を構築しているのですが、その最初のステップで、経営理念やミッションをまとめ、その実現のための10年後までの経営計画を立案していきました。それを踏まえた第2ステップは、目標達成までの理想と現実のギャップを認識し、いかにしてそのギャップを埋めるのかを考えることです。そして第3ステップとして、課題を埋め合わせるための理想の人財像を明確にしていくプロセスに入って来ました。このプロセスの前提として、現在の社員のSWOT分析をすることになりました。SWOT分析とは、強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つの項目で整理して、分析する方法です。最初は全体で考えようとしたのですが、強みと弱みが混合することも多く、最終的には営業・製造・管理のそれぞれで分けて考えることにしました。弱みと脅威はここで書くことがマズイと思いますので、強みと機会に関して書いていきます。営業の強みは、「お客様と良い人間関係を構築することが出来る」、「素直で真面目な人間性」、カッコ協調性が高い」などが挙がってきて、営業マンの機会は、「柔軟性があり、様々なことにチャレンジ出来る」、「SNSやITが身近な存在であり活用出来る」、「コトマーケティングを生かした展開が出来る」などが挙がりました。製造の強みは、「地道にコツコツと作業が出来る」、「専門分野で特技を持っている」、「ルーティンを継続する力がある」などが挙がり、機会としては「小・中ロット製造の強みを生かせる」、「多能工化を進めることが出来る」、強みを生かした商品・サービス開発が出来る」などが挙がりました。管理の強みは、「自己肯定感が高い」、「責任感が強い」、「全体最適の視点が備わっている」などが挙がり、機械として、「RPAの活用など業務効率化に力を発揮出来る」、「納得性の高い制度やシステム創りが出来る」、「理想の会社創りに貢献出来る」などが挙がりました。これらの強みや機会を生かせば、課題克服はそれほど難しいことではありません。しかし、ここには書いていない弱みや脅威の中に、課題克服を拒む要素があるのも事実です。このSWOT分析を踏まえて、強みと機会を生かし切ることを念頭に置いて、評価制度につながり、社員が成長し、理想の会社を実現するイメージを創り上げていきます!