春の花
サクラはほぼ、散ってしまった。今年も結局、写真を撮りに行くことはなかった。去年も行かなかった。一昨年までは、毎年撮りに行ったものだが。大宇陀・又兵衛桜。06年4月撮影 以前は、撮影のために出かける、ということが多かった。四季の被写体を求めて、いろんな所に行った。ほんの、近所であることもあった。しかし、今は写真を撮るためだけにどこかへ行く、ということはなくなった。飛鳥にて撮影 それでも桜が咲く頃になると、そわそわする。いいサクラの樹を見ると、仕事中でも(オレならこう撮るな)とか(この場所なら夕方の光線の方がいいかも)とか考えたりする。そして、具体的に(次の休み、飛鳥にでもいこうか、サクラが見頃だ)などと思う。しかし、結局、飛鳥には行かずに山に登っていた。06年4月 飛鳥にて撮影タンポポ好き。撮る時は必ず、マクロで。こんなアングルの写真、山程ある。 一昨年の2006年春。オレのサクラに対する撮影意欲はかなりのものであった。勤務先のすぐ近くに大泉緑地という公園がある。そこに勤務前と勤務後、通った。朝4時に起きた。で、カメラと三脚をザックに入れて公園で朝の撮影。その後出勤。機材は更衣室のロッカーに入れておいた。気合いで仕事を定時で終わらせて、急いで公園へ。陽が沈むまでの1時間程、また撮影。休日には飛鳥や大宇陀まで足を運んでサクラを撮った。まったくたいしたもんだ。大泉緑地にて撮影又兵衛桜。別名、滝桜。 そういえば、以前はいつもカメラを持ち歩いていた。ミノルタのTC-1。たまにスナップ写真を撮ったりしていたが、お気に入りの写真も何枚かあった。そのカメラが壊れてからは、代わりにコンパクトデジカメを買って持ち歩いていたのだが、すぐに止めてしまった。なんとなく。やはりTC-1は「いつも持ち歩きたい気分にさせるカメラ」だった。ええカメラやったなあ。TC-1で撮影。大和川にて。大宇陀・八講桜ライトアップした又兵衛桜