09年9月12日 金剛山“チビッコおふ”
私は天気図を見ていた。(ダメだコリャ…)数日前から毎晩、見ていた天気予報。数日前の予報では概ね晴れであった。しかし、高気圧に覆われた好天続きの中に一日、低気圧の通過、それに伴う天気の崩れがある、とのことだった。ドンピシャだった。よりによって、我々親子とゲキさん親子が唐松岳に登ろう、と予定していた12日、低気圧はやってきた。 アルプス行は諦め、急遽、囲炉裏の法香さん企画の“金剛山チビッコおふ”に参加させていただくことにした。私は雨男。ゲキさんの息子、ケータ君も雨男気味だそうな。そして法香さんは晴れ女。我々のために企画していただいたような法香さんの企画を差し置いて、遠出しようなんてムシが良すぎたな、こりゃ。 12日の当日、ドシャ降りの中車を走らせていたが、金剛山付近は雨が降っていない。道も乾いている。(恐るべき神通力やで…)ロープウェイ確実、と考えていたが念仏坂を歩いて登ることにした。朝にわざわざ電話を下さった金剛山の仙人(?)越路さんを加え、ゲキさん、ケータ君、あっちゃん、チョリオの5人である。 登り始めるといろんな花が目に付く。登るたびに思うが、金剛山は本当に花が多い。花だけではなく、虫や生き物も豊富である。子供2人は虫を見つけては足を止める。全然進まない。まあ、これでええんやけどな。サワガニを捕まえたあっちゃん。ホトトギスは好きな花なので、もう一枚。ゲキさんとケータ君。 歩いていると、単独行さんとLeoさんが追いついてきた。お二人は今回の“チビッコおふ”お手伝いのためにわざわざ駆けつけて下さったのだ。のろのろと登りながらも、ようやくキャンプ場に到着、すでに火が起こされていた。法香さんが笑顔で迎えてくれ、すぐにシチューを振る舞って下さった。小食のあっちゃんだが、このシチューはかなり気に入ったとみえて、おかわりしていた。 囲炉裏初(?)の“金剛山チビッコおふ”には子ども6人、大人13人が参加。初対面の人も多い。まず、子ども達に話しかける。(一番小さいのがしんさんの息子さん、確かユタカ君やったな)「こんにちは、何歳ですか?」と尋ねると笑顔のままうつむいてしまった。(かわいい!)隣のお兄ちゃんが「ユタカくん、2さい!」と答えてくれた。(おお、こっちはしっかりしてるなあ)「ユタカくん、自分で登ってきたの?」ちょっとうなずく「えらいなあ」私はムスコがまだヨチヨチの頃を思い出していた。(岩湧山・雲山峰…他にもけっこう登ったよなあ…いやあ、大変やった)多分この時、私は遠い目をしていたと思う。霧の中で遊ぶ子ども達。 次はユタカくんを挟んで座っているお兄ちゃん、お姉ちゃん。「ボクたちはいくつ?」「5さい!」(えっ!?ウチのあっちゃんと同じ年やん。えらいしっかりしてるで。)二人は双子のかいちゃんとこうくん。ずいぶんしっかり者で、この後あっちゃんがコケて泣いているのを「だいじょうぶ?」と慰めてくれていた。みのさんの娘さん、みゆきちゃんとは会ったことがある。確か7歳、さすがにしっかりしている。「こないだ富士山登ってきた!」とこちらが圧倒されるくらい、自分からいろいろ話をしてくれた。(ウチのムスコも2年後にこんな風になるのだろうか…)まず、無理やな。 食事の後、遊び回る子ども達。ガスが出てきて寒くなってきたが、気にならないくらい夢中である。単独行さんチームとLeoさんチームの綱引き。最初は単独行さんチームが優勢だが…Leoさんチームが優勢とみるや、次々と裏切り者が…お相撲。子ども達vsしんさん。けっこうキツい…ザイルで縄跳び。金剛山にいつしか霧が。それでも雨が降り出さないのは、やはり法香さんのおかげ? いっぱい遊び、チビッコおふはお開き。法香さん達と別れ、子連れはロープウェイ乗り場へ。とたんに激しい雨が降り出した。恒例のバンダナショット。約一名、コト切れているように見えますが…