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数年前、家のメンテのために、床下にステンレスの換気扇を入れた。 自動で動くようになっているので、朝10時~夕方4時まではずっと換気扇が回っているわけだ。 特別大きな音ではないので、日曜日とかのかなり静かな時でなければ普段はほとんど気づかない。 でも静かな日には、「プチン」という音が聞こえて、換気扇が切れた後の静寂が際立つ。 「あ、回ってたんだ」とその時初めて気がつく。 ついこの間もそんなことがあって、「まるで私達の意識みたいだなぁ」とふと思った。 私達の頭の中には毎分毎秒いろんな想念が渦巻いている。 人生が順調な時にはそれほど問題はないけれど、うまくいかなくて苦しい時、出口が見つからなくて堂々巡りをしている時には、それこそ嵐のようにいろんな想念が雑音を立てて吹き荒れている。 でも日常生活の騒音の中では、「プチン」と換気扇が切れるような静寂が訪れるまで、自分がその雑音の中にいることすら気づかない。 たまには心を静めて自分自身と向き合う時間を持たないと、雑音に振り回されて無駄な動きばかりしそうな気がする。 今夜は久しぶりに自分の中の換気扇のスイッチを切ってみよう。 *************************************************************** SoulNavi倶楽部本館はこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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