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カテゴリ:アレキサンダー大学校
今日バーミヤンで遅い昼飯を食べていると、なにやら4人組の学校の先生とおぼしき方々がビール片手に半分ほろ酔いで教育談義にはなを咲かせていた。
「英語の授業を英語でやれなんて無理無理!」etc. 至極ごもっとも。 そのやりとりを聞いていて、ちょっと話は横道にそれますが、韓国には「英語センター」?(正確な名称は忘れました)があって、政府がつくったある種アミューズメント施設というか、キッザニアのような体験学習施設があるそうです。そこでは、英語以外は使ってはいけないのだとか。 どうしてそういう施設があるかというと、韓国は想像を絶する経済不況で成人男子が自殺するのが社会問題化していて、残された妻や子供が国際社会でどこに行っても生き残れるようにするのがねらいだそうだ。真偽のほどは定かではありませんが、群馬県庁の友人がそう教えてくれた。 どうしてそういう話になったかというと、銀座にぐんまちゃん家という群馬県のアンテナショップがあり、そこの来場客がおもったほど少ないので、都内に住む知人に紹介しろというお達しがでたそうで、ちょうど上京してそこにいる日を見計らって、顔を出して飯を一緒に食べたときにそんな話になった。 彼は今、高崎競馬場跡地の有効活用を考えていて、英語センターを群馬につくって見たらどうかと思っているが、中央からきた天下りの部長には取り上げてもらえないらしい。 個人的は10ヘクタールもあるのだから、全部農地にして、都会の人に畑を貸し出すのが良いと思うのだが、英語センターも面白い取り組みだと思う。 NOVAを解雇された外国人の受け皿にもなるし、なんと言っても、この不況で職を失った人たちの受け皿になるからだ。日本人はディスニーの清掃キャストのように何もしゃべらずもくもくと清掃していれば、特段英語を話す必要もないのだし。 関越もあるし北関東自動車もまもなくできるというのだから、日本全国からのアクセスにも高崎という場所は不便ではない。 高崎競馬場跡地はWINS(場外馬券場)と駐車場としてしか使われておらず、県庁では依然として何か箱物をつくろうという考えの持ち主や、政治家先生にいたっては「単なる公園にすればいい」なんておっしゃっているそうで、駅徒歩10分というとても高価な財産を有効活用するわけでもなく、浮世離れされたことを言ってる。 どうも小泉構造改革は、目指すところと言ってることはまさしくその通りなのだが、逆に今、その反動で旧来回帰して、カオスの状態だ。むしろ、まったく元には戻らないのだけれど、さらに悪い方向に行っている。やっていることが昔のまま。 むしろこうした英語センターみたいな取り組みをしたほうが、経済活性化にもつながるし、文部科学省が目指すところの英語力の向上にも資する。 キッザニアだって、いまでこそ、ものすごい盛況だが、当初は理解されるのに苦労されたようで、スポンサーがついて、安定経営の地盤ができたからこそ、その真の良さを普及することができた。 政府はこの十数年、教育改革を叫びつづけてきたのだから、政府が後ろ盾となり、国際優良企業がスポンサーとなってやることが、日本再生とまではいかなくてもひとつの面白い試みなのではないのだろうか。 トヨタ自動車が連結営業赤字1500億円。だけど、内部留保は都市銀行の預金量並にありますよね。キヤノンだってそう。正社員を守り、非正規社員を解雇するなら、その内部留保を使って、こうしたプロジェクトにお金を投じるべきではないのでしょうか。 このプロジェクトで非正規社員の受け皿にもなるし、教育の向上という一石二鳥ではないかと思うのは、素人の浅はかな考えかもしれませんが、 現場の先生たちができもしない教育改革をしても、日本再生には何の役にもたちませんよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.24 10:45:55
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