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カテゴリ:アレキサンダー大学校
この不景気で企業のトップの皆さんが良く口に出しているのが、「100年に1度」ということですが、100年に1度を経験している人はなかな少ない。ギネスブックに載っている長寿の方でも、おそらく100年前はまだ社会人だったわけでもなく、まあ、それだけめったにないことなんですよという比喩なんでしょうが80年前の1929年のブラックマンデーを考えれば、正確には80年に1度ということなんでしょうか。
「ここで会ったが100年目」という言い方もあるとおり、あだ討ちで100年かかっていたらお互いよぼよぼで、あだ討ちもあったものではない。 企業トップの方はよく25年周期説が好きで、人によって起点はさまざまですが、25年だっり30年だったりしつつ、その周期にぴったりとあった出来事をターニングポイントとしてとり上げていますが、そりゃ毎年なんかあるんではないかなと思ったりします。 ともあれ、オバマ大統領はグリーンニューディール政策として、ルーズベルトがブラックマンデーの時に実施したときの経済活性化を公共事業に求めていますが、日本の場合はそうした公共事業がともすれば単なるゼネコン救済になってしまって、どうやらアメリカさんとは違う働きをしてしまうことに問題がある。 100年に1度を言い換えている人もいる。「まるでフリーフォールで、まったく底が見えない」。ニュアンスは伝わりますが、実はフリーフォールは空中浮遊であって底なしという意味でない。「虚空をつかむ」とかいいますが、じたばた無駄なあがきをせずに、身を任せれば「いずれ海路の日和」もあります。 「やまない雨はない」し、「冬来たらば春遠からじ」。 我が家は年中「春」がいます。財布の中は「冬」ですが(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.03 11:52:55
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