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2019年04月15日
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図書館で偶然見つけてハマりました!

歴史の謎をバーでダベりながら仮説をたてていくシリーズで、早乙女さんという美人大学講師が素人のフリーライター宮田六郎に言い負かされていくところが面白い。話題によって信ぴょう性がごろっと変わるので、まじめに歴史を勉強してきた方の中にはムッとする人もいるかもしれないですが、一読の価値ありです。最近YouTubeとかでよくみる歴史の不思議系動画が好きな人は是非!

「悟りを開いたのはいつですか?」ブッダについて
「邪馬台国はどこですか?」魏志倭人伝について
「聖徳太子はだれですか?」推古天皇について
「謀反の動機はなんですか?」明智光秀と織田信長について
「維新が起きたのはなぜですか?」勝海舟について
「奇蹟はどのようになされたのですか?」イエスとイスカリオテのユダについて

一番最初の章は、ブッダは悟りなんて開いてないよという主張。悟った後に新しい悩みが生まれて、また悟っての繰り返しだったはずだと。一人の人間としてブッダを見つめなおしてみる話。

二番目の章は、邪馬台国は近畿でも九州でもなく、青森県の八幡平(はちまんたい)だよという主張。魏志倭人伝の日本語訳が全文載っていて勉強になる。当時の漢からは途中の対馬までしか倭国に渡っていなかったから、途中から方角を間違えて(南と北が逆)書いてしまったという説。その証拠として、13世紀の中国が作成した日本の地図は上下逆向きに作られていた。宮田くんの調査が入念でなかなか怖い。

三番目の章は、聖徳太子の正体。聖徳太子は推古天皇が作った架空の人物だよ、とそこまではいいのですが、なんと蘇我馬子も推古天皇の作った架空の存在だった!?蘇我入鹿は藤原氏によって作られた架空の蘇我氏で、本当は藤原氏(中臣鎌足)による大量虐殺によって現在に渡る天皇制が作られた!?という真実の政治スキャンダルを考察していく回でかなり面白かったです。中臣鎌足は蘇我入鹿が暴れているのを倒して政治の実権握ったみたいになってるけど、最初から中臣鎌足が大暴れしてたんですかね?天皇は3回くらい全く別の血筋になっているという。なんか天皇って東映アニメーションの「東堂いづみ」みたい。

四番目の章は、織田信長は自殺するために本能寺の変を起こした?という説。桶狭間の戦いも元々自殺するためだった?かわいそうな織田信長の人生を振りかえってみましょう。

五番目の章は、明治維新は勝海舟によって起こされたのでは?という説。尊皇攘夷(開国反対、幕府倒したい)の長州・薩摩をどのように説得して、江戸での内戦を回避し、大政奉還の手続きを進めて開国させたのか。咸臨丸(かんりんまる)艦長としてアメリカに渡った経験から、国のトップは能力のあるものが勤めるべきと心に秘め、西郷隆盛などの幕末志士を口説いていく……純粋に勉強になります。

最終章はキリストの復活は本当にあった?そのトリックは意外と単純、なんと磔刑になったのはユダだったのだ!という説。キリストがユダのコスプレをしてキリストのコスプレをしたユダを告発することによってユダが死に、3日後にキリストが本来の姿で登場。奇蹟達成。その後はステファノという身元不明の信者を名乗り、殉教したのではという説。これはあんまり信じたくないですね。キリストが超イケメンだったという伝説が根底から揺るがされちゃう……イケメンだったのはユダだったの?

続編も面白いよ。
「新・世界の七不思議」(2005年)
・アトランティス大陸の不思議
(アトランティス大陸はプラトンが著作の中で用いたただの比喩表現で、指摘されていた国は……)
・ストーンヘンジの不思議
(巨石信仰の目的は地面と空の固定なのではないか?)
・ピラミッドの不思議
(ピラミッドは墓ではなく、ナイル川を氾濫させるための大掛かりな装置では?)
・ノアの箱舟の不思議
(洪水はシュメール神話の川の氾濫では?)
・始皇帝の不思議
(始皇帝は秦で死なず、永遠の命を求めて日本に渡った?)
・ナスカの地上絵の不思議
(地上絵は死んだご先祖様が帰ってくるための目印として描かれた?)
・モアイ像の不思議
(モアイ像は日本から脱出した人々が日本に帰りたくて作った?)

「新・日本の七不思議」(2011年)
・原日本人の不思議
(日本人はインドから来た?日本語の起源について)
・邪馬台国の不思議
(卑弥呼失脚のきっかけは皆既日食?)
・万葉集の不思議
(柿本人麻呂の正体はあの有名な歴史上の人物?)
・空海の不思議
(空海は日本から中国に留学に行ったのではなく、中国で廃れそうだった密教を日本に伝えに来た?)
・本能寺の変の不思議
(織田信長は好きな歌のせいで自分の人生は50年だと思い込んだ?)
・写楽の不思議
(写楽が半年間しか活動しなかった理由は、歌舞伎役者が嫌いだったから?写楽の本業は?)
・真珠湾攻撃の不思議
(日本が先制攻撃したわけではなかった?)

「崇徳院を追いかけて」(2016年)
これは未読です!読むのが楽しみです。早乙女静香とロックの恋の行方は……。





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最終更新日  2019年04月15日 23時29分08秒
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