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千葉の柏に朝の9時。
今日は、叔父の入院する病院へ出かけた。 たびたび登場のこの叔父。 亡き父の弟であるが、 わが父は私が大学生の時に亡くなっており、 それ以降、実の父の代わりとして、 我が家族の世話を焼いてくれた。 随分、生意気な大学生であった私は、たびたび叔父とぶつかった。 だが、気づいてみると、ほとんど叔父が正しかった。 叔父は根気よく私の言うことを聞いてくれた。 時に、飲みに行き居酒屋で殴り合いのけんかになったこともあるが、 それでもしつこくつきあってくれた。 そんな叔父が昨年の3月11日から入院している。 当初、原因不明の感染症ということであったが、それから病名が骨肉腫となり、一時は、余命宣告されながらも、生き延びている。 病院もあやしいものだ。 病名もわからぬまま、80歳以上という年齢だけでなおらないということにされ、希望もあたえないまま、入院生活をおくってきた。 そして、少しよくなり、病院ではこれ以上の処置はないということで、今回、病院から転院の要請が来ているということだった。 ところが、高齢者で死という危険が伴う患者を受け入れてくれる施設がない。介護とうたっている施設は最近増えているが、どうも、金もうけ主義で手のかからない患者を受け入れる施設と考えた方がよさそう。 ということで、最近の就活並みにことわられる?? 今日は、その中で、1つだけ残っている候補の介護施設の面接があった。 「実際に、代表者が患者を見に来る」 家族から同席してほしいということで、朝の9時にはせ参じた。 カルテは病院から届けているので、詳しい質問はなく、本人を見に来た感じ。 1つだけ、本人に質問。 「最近の楽しみは何ですか?」 吸引をつけているので、文字盤の文字を棒でさす。 「生きることです」 これには驚いた!!そして感動!! もはや、あきらめたみたいな達観したような表情をよくするのに。 人間とはそういうものか? 死に直面し、絶望の淵に追い込まれても、くじけない!! あきらめない。 人間という存在に感動し、尊厳とはこういうことかと実感した日だった!! 体が元気な我々。 少々のことでくじけてはいけない。あきらめてはいけない。 人生、死の直前まで「生きる」ことへ執着できるのであるから・・・ (自分にいっている・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.03 19:33:47
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