子ども達にとっては、残酷な時代
この時間、読んでいる人は少ないでしょうから、こっそりあげておく笑今まで20年、いろいろな生徒を見てきた。やはり学習塾なので、成績の善し悪しが一番気になる。そして、やはりというか当たり前なのだが、成績がふるわない子は総じて「自制心が乏しい」幼いと言ってしまえばそういうことだが、まあまだまだ中学生くらいまでは仕方ない面はある。だからこそ、周りの大人がある程度厳しくすべきなのだが、今はすぐに○○ハラとなってしまうので、どこか腫れ物扱いになりかねない。その上、ネットではごく一部の成功事例を持った現場上がりや、教育に造詣が深いのかどうか知らないが、教育に一家言持つ人たちが、耳障りの良い言葉を乱発。子どもにとっては、居心地が良くなるばかり。しかし世の中は残酷で、このままいざ成人になった場合には、いきなり社会の荒波に放り込む。というか、自然とそうなってしまう。無知のまま。ここに彼らが戸惑わないわけがない。そういうの知ってか知らずか、成熟を拒否したくなる子が出てくるのは自明の理。勉強ができなくても、スポーツや芸術面がある!確かにその通りなのだが、スポーツは抜群だが、勉強がだめ、というのは本当に見かけなくなった。つまり、ある分野に優れる子は、勉強もまずまずできる。自制心の乏しい子は、総じて厳しい戦い。しかし彼らもそれではだめだとどこかでわかってる。でも理想と現実は違う。そのギャップに落ち込むのも思春期。そこにすっぽり入り込むのがスマホ。うちは持ち込み自体を禁止してないが、やはりできない子ほどスマホが気になってしかたない。ちょっと勉強したらすぐに触りたがる。その時点で、そこまでの勉強は強制リセットされるのだが、危機感はない。自制心が乏しいまま、無気力に移行する可能性が、スマホで加速された。でもうかつに注意すると○○ハラあつかい。子ども達に快適な環境、もっぱら自由に泳がせているだけだが、を与えておきながら、いざ成人になったら自己責任で突き放す。そんな社会に、子ども達が希望を持てるわけがない。少子化の遠因とすら思える。社会が、成熟するとはどういうことなのか?を教えてないのだから。だから私は来年以降も、今まで以上にうるさいくらいに言ってやろうと思っている。それで生徒が離れるのなら、それで上等。わかる人だけ残れば良い。大人が本気で向き合わなければ、彼らがかわいそうだし、私もそうやっていろいろな面で育てられてきたのだから、一種の恩送りでもある。そこまで振り切れるのは、それもまた、この環境を与えてくれたご先祖達のおかげだと思っている。それでは良いお年を。令和5年12月31日(日)----------------------------------------------------------自宅では、なかなか集中して勉強できない生徒のために、頑張れる環境を提供していきます。みんなが集中しているので、やり抜けると思います。大田区松栄塾070-5016-8268syoueizyuku@asahinet.jpTwitterアカウント @syoueizyuku更新は、午後8時頃の予定です