東北旅行記その2
やっと東北旅行記の続きです。でもほとんど写真でごまかしちゃうかも。(笑)東北二日目。今日は遠野周辺を見学してから花巻へ移動します。まずは宿泊地、たかむろ水光園のまわりを散策しました。ここにはたくさんの施設があります。これはそのうちのひとつ。遠野ではよく見られる曲がり家という形態の家です。、これは伝承園の曲がり家です。遠野では人と馬とがとても近い距離で暮らしていました。これも馬が一緒に住むために考えられた形なのね。★★遠野曲がり家遠野の昔話にも娘と馬の悲しい恋の話があります。★★オシラサマ伝承園の曲がり家のなかにはオシラサマをまつった御蚕神(おしら)堂があります。その中に納められたオシラサマの千体の神像(男女一対でひとつが馬の頭をしています)は圧巻です。元のお話を読んでから見ると気味が悪いくらい。こちらのサイトにはもっとたくさんの写真と説明があります。不気味な感じも伝わるかしら?★★珍寺的遠野物語さてさてオシラサマ、こちらは養蚕の神様とも言われるんだけど、(これは死んだ娘が父親の夢枕に立ち、親不孝をしてごめんなさい、今から数日後に桑の木に馬の頭の形をした虫がいるから、それを育ててお金にしてくださいというところから来ているらしいのですね)曲がり家に一歩入るとこんなにたくさんお蚕様が!この隣にはこの数倍もの蚕が桑の葉を食べていました。とてもきれいでかわいいのだけれど、ワーム(worm)系の虫がダメな人にはつらいかもね。昔懐かしい囲炉裏の回りでは語り部のおばあさんたちの昔語りも聞けるそうです。伝承園をあとにして遠野駅前を通り、花巻へと向かいました。これは遠野駅。2階がフォルクローロ遠野という宿泊施設になっています。お昼ご飯は新花巻駅前にある山猫軒。そう、あのお話に出てくるレストランですね。★★注文の多い料理店私が注文したのはこれ。盛岡に来たらこれを食べなくちゃね。(笑)レストランの目の前、新花巻駅前には「セロ弾きのゴーシュ」のモニュメントがあります。人が来るとセンサーが感知して音楽が流れます。それから宮澤賢治記念館に行きました。入り口には「よだかの星」の碑。お話はこちらです。★★よだかの星石好きな息子は賢治記念館の中の鉱物コーナーに釘付け。いくつもある解説スライドと鉱物の標本にじっくり見入っていました。このあとはイギリス海岸とぎんどろ公園に寄りました。イギリス海岸とは花巻市内を流れる猿ヶ石川と北上川の合流点の北側、北上川西岸の白い泥岩の河原に賢治がつけた愛称で、石っこ賢さんとあだ名されるくらい好物が好きだった彼がよく訪れた場所だったようです。今は川の水かさが増してしまい、この写真で見るような白い岩場は見えません。こちらはぎんどろ公園にある「風の又三郎の群像」。なぜか息子は「花巻市にあるぎんどろ公園」というのを「春巻き市にあるびんとろ公園」と言い換えて一人で受けておりました。(笑)あちこち寄り道をしてやっと高村光太郎記念館にたどり着きました。ここには光太郎が昭和20年から7年間独居生活をした高村山荘がひっそりと建ています。とても質素な建物でびっくり。この裏手にある森はとても気持ちの良い場所で大きな山百合とテガタチドリがたくさん咲いていました。一角には智恵子抄泉と名付けられた清水が湧いています。冷たくてとても美味しい水でした。★★高村光太郎記念館★★高村山荘★★高村山荘周辺今日の散策はここでおしまい。今夜の宿は金矢温泉です。夕飯はまたしても大ごちそう。もちろん食べ切れませんでした。(涙)★★東北旅行記その1