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March 24, 2007
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カテゴリ:憲法

先日の講演会の内容をまとめました。
講師の伊藤千尋さんは朝日新聞の記者で、
いつか講演会をしたいと思っていたところ、
9条の会のイベントでやっと実現しました。
講演時以外に伊藤さんから伺ったお話と、
講演内容を書き留めたものと、
私の感想が入り交じっていますので、
あらかじめご了承下さいませ。

平和を輸出する国コスタリカに学ぶ

大学時代、初めて訪れた外国がキューバで、
それが伊藤さんと中南米との出会いだった。
そもそも何故キューバだったのか?
アメリカでもヨーロッパでもアジアでもなく、
伊藤さんが選んだのはキューバ。
それは改めて日本を知るためだったという。
外から日本を見れば客観的にその姿が見えてくるだろう。
それには日本とはまったく違う環境に行くことが
必要だと考えた伊藤さん。
たまたま新聞で見つけたキューバでの
サトウキビ狩り国際部隊員募集に応募して、
キューバで半年ほど過ごした。
その時の経験が買われて、
朝日新聞社入社後、1984年に中南米特派員に。
その時に伊藤さんが見た光景。

1980年代、内戦状態のニカラグアでは
道も畑も荒れ放題、
牛はあばら骨が見えるほどやせこけ、
少年が銃を持ち戦場にいた。
先日の日記にも書いたように、
12歳の少年は10歳の時から銃を持っていた。
それは一刻も早く戦争を終わらせて、
海洋生物学者になる勉強をするため。
でも今その少年が生き延びている可能性は……

そんなニカラグアから隣国コスタリカに
入った時の印象は強烈だったという。
舗装された片側3車線の道路。
青々とした畑にまるまる太った牛。
そして鞄を持って学校へ向かう女子高生たち。
そのあまりの違いに呆然としたという。
戦争と平和とのその状態の差に。

コスタリカでは2003年、
大学生が大統領を訴えるということがあった。
コスタリカのイラク戦争への有志連合参加は
平和憲法に違反すると、
大学生のロベルト・サモラくんが訴えたのだ

結果はサモラくんの勝訴。
裁判所はコスタリカのイラク戦争支持は違憲とし、
ホワイトハウスのホームページにある
有志連合国のリストからコスタリカの名前を
削除することを命じたのだ。

伊藤さんはさっそくサモラくんにメールを書いた。
大学生が大統領を訴えるなんてスゴイですね、と。
するとその日のうちに、
「コスタリカでは小学生でも違憲訴訟をするのだから、
自分の行為はすごくも何ともない、
コスタリカではごく当たり前のことだ」
との返事が届き、伊藤さんは以前も
同じようなことを取材したのを思いだした。
校庭の前にある側溝がむき出しなのは、
自分達が安全に遊ぶ権利を侵していると、
8歳の小学生が訴えたのだ。
この違憲訴訟ももちろん勝訴。
学校側は裁判所の命令で、
直ちにこの側溝に蓋をしたという。
このようにコスタリカでは小学生でも
自分達の権利が侵害された時に、
それをどうしたらよいのかを知っているのだ。
つまり憲法は自分達の権利を守るものだと理解し、
それを使いこなしているのだ。

コスタリカでは小学校に入って一番最初に習うのは、
「人は誰でも愛される権利がある」ということだそうだ。
つまり、人として尊重される、
基本的人権を有していると知ることだ。
なのでその人権が侵された時、
これはおかしいと思う人が訴えることは
社会を良くするのだと、
そういう発想に立っているので、
訴訟にかかる費用も手間も国が賄い、
年間12000件にも及ぶ違憲訴訟にも、
十分に対応できるだけの人と場所が
確保されているのだという。

これだけ聞いても日本との差は歴然だ。
日本では訴訟を起こそうと考えようものなら、
手続きの煩雑さ、弁護士費用の高さで、
みんなが尻込みしてしまい、
おかしいと思っても言い出せないまま、
法律は人がよりよく暮らせるようにあるはずなのに、
その法律に縛られて暮らしにくくなっている国。
憲法を守るべき人たちが、
今の憲法は変えるべきだと言い出す、
その本末転倒。

さて現在、平和憲法を持っている国は世界にふたつ。
ひとつはコスタリカで、もう一つは日本。
でも日本は「軍隊の放棄」を謳いながら、
実質世界でも有数の軍事力を持つ自衛隊がある。
他方のコスタリカには本当に軍隊はない。
国境警備隊や警察はあるけれど、
軍事力という意味ではお話にならない規模で、
軍艦も戦闘機も本当にないのだ。

ではなぜコスタリカは平和憲法を作るに至ったのか?
それは1948年の内戦がきっかけだった。
身内同士で戦い、2000人の人が死んだ。
それはそれは悲惨な経験だった。
もう二度とこんな悲しい思いをしたくないという反省から、
1949年に平和憲法を制定した。
戦いをしないためにはどうしたらよいのかを
みんなが真剣に考えた。
武器があるから武器を手にする。
それならば武器をなくしてしまえばいいと考え、
第12条で常備軍の放棄を謳っている。
でも武器のない国が攻められたらどうするのだ?
それでは地域の集団安全保障を結ぼう。
ということで、コスタリカは
周辺の国々と安全保障を結んだ。

コスタリカは武器は持たないので、
もっぱら対話による火消し調停役として活躍する。
平和国家として存在するためには自国だけではなく、
周囲の国をも平和にしてこそその役割を果たすと、
平和を国の哲学としてその輸出に務めている。
1983年、アメリカの外圧に対して
モンヘ大統領は「永世・積極的・非武装中立宣言」をし、
世界中にコスタリカの在り方を示すことによって、
アメリカがコスタリカに無理強いできない状況を作り上げた。
その後のアリアス大統領も積極的に平和外交を進め、
ニカラグア、エルサルバドル、グァテマラの
内戦を終わらせてしまった。
そして1987年、ノーベル平和賞をもらった。
それからもコスタリカでは国連平和大学を作ったり、
平和財団を作ったり、難民の受け入れなど、
今も平和のために行動し続けている。

軍隊を持たないと明記した平和憲法を持つ国、
日本とコスタリカ。
なのにその在り方は180度違う
と言ってもいいほど異なっている。
この差はどこから生じているのだろうか?

1948年の内戦後、
コスタリカでは武器を持たずに
国として発展もし、
国際的にも生き延びられる方法を
国民全員が真剣に考えたという。
それが今の平和国家としての在り方。
自分たちで選び取った国の姿というところに
まず日本との違いがあると思う。

軍隊を放棄したコスタリカが最初に行ったのは、
教育を重視する政策だった。
貧しい国が発展するには軍備ではなく、
教育にお金をかけようという発想。
軍事費を教育費に回し、
「兵士の数だけ教師を作ろう」
「トラクターは戦車より役に立つ」
といったスローガンを掲げ、
国家予算の30%を教育費に充て、
その結果、類まれなる教育先進国家が出来上がった。
コスタリカでは10人に一人が教員免許を有し、
99.5%の識字率を誇っている。
これは中南米では突出した数字だ。

国家の予算配分にはその国の哲学が現れる。
自治体もしかりだ。
日本の国家予算には日本の、
長野県の予算には長野県の哲学が現れる
と、そういうことだ。

「伊藤千尋さんの講演会その2」に続く)


<伊藤さん関連リンク>

★★「勇気の源はなんですか?」
(憲法9条・メッセージプロジェクト)

★★シネ・フロント社

<参考>

戦争で得たものは憲法だけだ
(憲法行脚の思想)

かつて、帝国日本が熱狂した戦争は、
現代のわたしたちの暮らしに
なにを残したのでしょうか。
世界中にあるおびただしい墓石でしょうか。
思い出したくない記憶でしょうか。
それともいまだに苦しめられる
原子爆弾の後遺症でしょうか……。
そんな数々の破壊の焼け跡に
1つの理想が生まれました。
それが世界にも類をみない、
平和の理想を文字にした日本の憲法です。


<うるとび関連過去日記>

★★ 今日の覚え書き

★★今日の浅間山と憲法のはなし

★★ 「9条守ろう! ブロガーズ・リンク」








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最終更新日  April 11, 2007 09:20:14 PM
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