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カテゴリ:若トラ通信
初勝利を挙げた14日のDeNA戦(甲子園)が6回92球で、21日が7回83球。首脳陣は、故障しない強靱な身体をシーズン通して作らせる目的から、イニング制限をかけながら起用する計画を打ち出していた。プロ初完投はおろか、完封をも狙えた状況だったが、あえてそれをさせなかったのは、基本的な育成方針を貫いたからに他ならない。 ところが! 野球評論家でプロ通算320勝投手の小山正明氏は、怒り心頭に発した口調で"非"を唱えた。 「藤浪降板は間違っとる」 「プロ1年目の高卒ルーキー・藤浪に首脳陣は何を求めているのか。10勝なのか、15勝なのか。将来的にもっと高い次元のものを望んでいるのなら、それに見合った大きな育て方をしてほしいんだが...」 近年のプロ野球界は、状況にかかわらず先発投手に球数制限を課す傾向が強い。球数は100球、イニングは7回を一応のメドとしている。負担を極力軽減させる考え方からだろうが、先発完投を信念ととしてきた小山氏には、これが歯がゆくてたまらない。 「内容が悪いとか、負けている展開で代打を出されるのなら仕方ないけど、十分完投できる展開で代えてしまうベンチは理解できん。ピッチャーは球を投げるのが仕事やろう。残り1回や2回で20~30球投げたところで、どうってことない。自分が現役の時も130球前後で完投、完封が多かったが、何の肉体的負担も感じなかったよ」 高校野球で大黒柱として春夏連覇を達成してきた藤浪は普通の高卒ルーキーと次元が違う。初めてのキャンプ、オープン戦も難なく乗り越え、公式戦でも先発ローテーションに入ってきた逸材だ。小山氏が「腫れ物に触るような使い方をしていたら、大きく育たない!」と指摘するのも当然か。 藤浪がもしヤクルト戦で完投勝利を挙げれば、高卒新人としては『球団史上最速』として歴史に名が残ったはず。今すぐ箔を付けなくても...という考えもあるだろうが、普通にそれができた可能性が高いだけにもったいなさは残る。 2013年4月22日 電子デイリー 考えさせられる意見ですね。首脳陣が現在の育成方針を貫こうとしているなら、非常に迷惑な外野の声ということになります。一人のファンとしての勝手な気持ちからすると、自分は小山さんの意見に傾いちゃうんですけど、本当に藤浪投手の将来のためにはどっちがベターなのかなあ。 心配しなくても既に一人前の力をもっているのか、それともまだ体力や体の使い方などは発展途上なのかと問われれば、冷静に後者というしかありません。壊れるような使い方はまだしない方がいいと・・・。石橋を叩いて渡るっていうのか・・・
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