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2005年12月30日
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カテゴリ:邦画(05・06)
「三四郎日記」さんが「男たちの大和YAMATO」を見ようと書かれていたので、見るつもりはなかったのですが、「キングコング」の時間に間に合わなかったせいもあり、見て来ました。

評価は「なかなか」です。当初思っていたほど、戦争賛美にはなっていない。むしろ、大和乗組員3000人の命が「犬死」なのか、「意味があったのか」を問いただすことだけに焦点を絞っている映画で、今までの戦争映画とは一線を画しています。

「男たちの大和/YAMATO」
監督 : 佐藤純彌
出演 : 反町隆史 中村獅童 仲代達矢 鈴木京香 松山ケンイチ

以下ネタバレ。反転してね。
前半部分はあまりにも情勢説明の部分がいい加減でうんざりしました。「日本の中国侵攻」という言葉を使うし、基本的に靖国史観で前半部分は出来ています。ところが、大和が無謀な作戦の末に沈んでいったあたりからちょっと様子が変わってきます。大和乗組員はみんなこれが死にに行く出発だと意識しているわけです。幹部たちはこの航海の何が意味があるのかと喧嘩を起こします。映画の中での答えは確かに「祖国を守るため、愛するものを守るために戦いに行くのだ」というものとは違っています。(長島Jrのセリフに注目)でもそこでもまだ私は違和感がありました。おいおい、それでは「そんなこと」のために人は命令とはいえ、死んでいっていいものなのか。「それが戦争だ」とは思います。でも「壮大な無駄死に」映画が出来上がったと大和が沈んだ時点で思うわけです。

ところが映画はそこで終わらないのです。やっと生き残った神尾を演じた名優仲代達也が活きてきます。仲代達也のおじいさん役はいつも顔が精悍で、一本芯が通った役が多いのですが、今回は顔がむくんでいて、いつもと顔が違うなあ、と思っていたらやはり役つくりでした。彼が最後に「やっと私の生き残った意味が分かった」というのですが、映画を観ているとき、「いまさらあなたが分かってもなあ」と思っていたのですが、後でじわじわ効いてきました。いや、遅くない。むしろあなたに分かってもらいたい。(こうかくとなんか神尾が悪人みたいに思えるかもしれませんが、決してそうではないです。私の微妙な気持ちは映画を観て判断してもらいたい。)


映画としては「考えさせる」けど、ちょっと捻りすぎていて、一般受けは難しいかもしれないとも思いました。一部の男たちは(単純に?)男泣きしていました。






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最終更新日  2005年12月30日 13時38分49秒
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