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カテゴリ:植物の生理生態
生育不良なら、作物の状況をみてとる対策を考えよう。K
11月までの高温状態から、12月にはいってのいきなりの寒さ。 この気候の急変で、成り疲れをおこしいるハウス作も多くなって おります。ということで 今回はとる対策の考え方についての回と なります。 ↓ 「まずは土づくり。肥やしなさい・肥やしなさい。」といった 農業に 対する考えがあります。いっぽう、「土を肥えさせるのは悪。土を肥 やすのはもってのほか」という考えもあります。 迷いますよね。どうすればよいのでしょう。 答えは簡単。 土の原則論に頼るのではなく 植物に訊けばよいのです。たとえば トマトでは作物の生育状況からこんな健康診断ができるんですよ。 トマトの状態のののののののののののののののののの診断 葉色淡い。花小さく、着果不良。果実肥大不良。の→ 栄養不足 葉が厚く・葉色が良い。葉が立ち、受光態勢が良。→ 健全 葉色濃く葉面凸凹。鬼花増加・奇形果多。ののの→ 栄養過多 このような作物の状態をみて、つぎのような対策をとります。 栄養不足の→の生長を促す対策をとる。たとえば不足した成分の追肥。 栄養過多の→の生育を抑える対策をとる。たとえば水分を押さえる。 という具合です。 このように一般的な農業の現場では〔土に対する原則論ではなく〕 それぞれの植物の生育の状況や状態をみながら、その生育に応じた 対策がとられているんですよ。 いじょう、植物の生育がいまひとつである場合は、植物の状態をみて、 とる対策を考えてみようというおはなしでした。 人間であっても、そうですよね、まずはそれぞれの患者さんの 様子・容態が、診察診断の主題となる。医療行為もなしのいきなり のカロリー摂取や、カロリー制限のはなしなどにはならない。 まずは個別の患者に対するお医者さまの診察・触診があり、体温 や脈・血圧などの基本的な機器をつかっての検査、そしてそのうえ での診断があります。農業やガーデニングだって同じことだとおも うのです。土壌診断をつかった生育診断の実例は こちら 。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 20, 2013 12:56:38 AM
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