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カテゴリ:農政みたいな
米国の山火事のニュースの背後にあるもの。
毎年毎年、あたかも恒例行事のように報道される米国のカリフォルニア 州の山火事発生中のニュース。 この山火事に関する代表的なニュースは こちら や こちら ですが、 ちなみに昨年や一昨年のニュースと比較してみると、年を経るごとに ■ 発生する時期が早く ■ 発生する回数が多く ■ 発生した山火事の規模が大きく なってきているのがわかります[昨年分の代表的なニュースはこちら]。 そして・・・こういった山火事被害のそもそもの原因、それはこちら もまた毎年のようにニュースで繰り返し報道される「過去数十年にお いて最悪」と表現されつづけていく干ばつにあります。 そのようなカリフォルニア州の山火事の起こるもと・原因ともなって いる旱魃についてのニュースが こちら。 付け加えて WSJ紙 などは『カリフォルニア州は歴史的にみても 干ばつが多い州だが、現在までの4年間にわたる乾燥した気候は、過 去の記録の中でも長さと深刻さの両方において尋常ではない。』とし たうえで、『これは米西部の他の州も同様に抱える問題だ。実際、米 西部の多くは日照りが続いており、こうした状況はミネソタ州をはじ め、中西部の一部にも拡大している。米国全体で乾燥化が進んでいる とすれば、水の供給をコントロールする上で問題が生じかねない。』 と、米国の穀倉地帯での水不足にまで言及しているようですよ。 これは現在の日本と日本人にとってまさに一大事な出来事だと捉える 必要があります[安部さんがおっしゃるようにもし次回会合でTPP が締結されるとしたら、さらに]。 なんといっても今現在でさえ、日本で消費される大豆や小麦、そして 家畜の餌となる穀物の重要産地は米国であるのですからね。 そうなれば、たとえば近未来の情景として 6月現在、加州では やや旱魃の気配が感じられ・・ などという、米国の天気予報[日本人の胃袋に直結する]が日々のニ ュースに登場してきはじめるのかもしれませんね。 ということで、今回は 米国の山火事を対岸の火事とするわけには まいりませんよ、これからは というおはなしをお伝えしました。 ゴリ押ししたはずの条約できめられた輸入量というものは、 たとえば米国が不作になったとしても、輸入してくれるの ですよね、きっと。そうならないときは、取り決めた日本 の政府にも、マスコミ[とくに大新聞社]にもきっと責任。。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 5, 2015 03:17:15 AM
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