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カテゴリ:家庭園芸編
ルリカミキリ。準絶滅危惧種とはいうけれど。
頼りなさげにふわりふわりと空中を飛ぶ、黄色いボディの小型 のかわいいカミキリムシ。 ルリカミキリです。体長は2センチほど。 隣地との境い目の境界の生け垣にしようと育てているレッド ロビンの近辺で よく見かけるなあとは思っていましたが、 まさかこの虫が 手塩にかけて育てていたたレッドロビンに 害をなしていたなんて・・・びっくりです。 そんな ルリカミキリの被害が こちら ↓ 。 レットロビンの皮の下に潜り込み、まるで環状剥皮をしたか のような状態になるまで食していきます。そして こちらが 食された跡の患部にのこる繊維質。指で触るとズルっと剥げ てしまいます。 食された跡、この感触は まるでココナッツの繊維にも似て。 で、この食痕あとの繊維質をとったら、表皮がすっかりなく なって幹がまるでサルスベリの樹の幹みたいに つるつるに なってしまうという怖ろしさ。これでは表皮の下にある維管 束などが被害を受けて、樹上まで水が上がらなくなって当然 です。 こんな被害にあったら、レッドロビンもかわいそう。一頭な らまだしも、複数頭に同時に食されたとしたら、あっという まに枯れてしまいそうですよ。 さて そこで防除法なのですが、これがなかなかに難しい。 樹皮の下にいるわけですから、農薬を散布したとしても薬液 が直接かからないし、そもそも樹皮を食べすすんでいってし まうので、繊維質のトンネルのいまどこにいるのかもなかな かわからないという厄介さなんです[防除したい身としては じつにくやしい]。 そこで・・・ しかたがないので食べた跡の繊維質を剝がしていって捕獲 するという、非効率な手作業的な方法をとっています。 したの写真が、運よく捕獲できた幼虫です。頭には鋭い牙 があったり。 大きさ、体長は 2センチほどです。 ということで今回は、町中の植え込みにたいへんよく利用されて いるレッドロビン/アカメガシに憑りついて枯らしてしまう虫に ついてのおはなしでした。 最近庭のレッドロビンが弱ってきたなぁと、心当たりの方はご注 意くださいね。 それにしてもの ルリカミキリ。それでいて高知県な お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 2, 2020 02:40:14 PM
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