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カテゴリ:家庭園芸編
ハーブな生活といえば。
前回の ハーバルライフといえば思い出すのが、これ。 『修道院の薬草箱』という本です。 修道院で栽培されてきた、伝統的な70種類の薬草を取り上げ、それぞ れの働きや使用法、適応症について紹介した本です。 ハーブティーや入浴法など、植物の有効成分を最大限に引き出す100 以上のレシピが、頭痛、胃もたれ、風邪といった症例に応じて紹介され ていますよ。 自然療法への関心が高まる現代において、家庭でも安心して実践できる 手引書として、私たちの心身にやさしく手を差しのべてくれる一冊であ るといえるでしょう。興味を持たれた方は、よろしかったら。 そして、修道院です。 遠い昔から修道院の施設で育てられてきた薬用植物は、本にもあるよう に、修道士の手によって育てられるとともに、いろいろな病気の治療に 用いられてきた過去があります。そう、修道院の修道士はいまでいうと ころの、お医者さん的な役目を果していた面があったのですね。 なかでも、とくに植物毒による死亡事故や事件に対して現代の法医学 者みたいな役割を果していた修道士もいたはず・・・という前提のも とで、書かれている物語があります。 それがエリス・ピーターズ作の 『 修道士カドフェル 』 です。 この連作歴史ミステリーのテレビ版は、 こちら 。 主人公のカドフェルは、イングランドの聖ペテロ・聖パウロ大修道院 の薬草園を管理してる修道士・・・薬草に関する知識が豊富で、自分 で調合した薬で治療も行い、治療を目的として修道院の外にもたびた び出かけていきます。 修道士にしてはある意味世俗に長けた、裏の顔のありそうな人物とし て描かれているのですが、が、そこは 作者のエリス・ピーターズさ んもうまいもので/笑、「修道士になる前は十字軍に従事していた兵 士であり船員であった」という粋な設定がなされてます〔おもわず納 得させられたり〕。 薬草や毒草、そしてミステリーとヒストリー好きな方にはお薦めの 物語です。 というわけで、修道院で栽培されてきた薬草を紹介した本と、その 修道院で薬草を扱った役僧/笑を主人公とした物語のご紹介でした。 カドフェルのプロファィラーぶり。みものです。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 13, 2021 05:47:26 PM
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