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カテゴリ:SDGsの6「安全な水」について。
227人という命の重み。
1年間だけで227人。 これは2020年の1年のあいだに世界で殺害された自然保護活 動家の犠牲者の数なのだそうです。1週間になおすと4人以上が 死亡したとする、この衝撃的な人数を 発表したのは 国際NGO 「グローバル・ウィットネス(Global Witness)」となります。 おもえば・・1988年に暗殺されたブラジルの環境保護活動家 シコ・メンデスを追悼した歌である♪ハウ・メニー・ピープルを ポール・マッカートニーが発表して今年で33年もたちますが、 そのような環境破壊のもたらす暗黒面の世界の社会状況はいまだ に終わらないというか、むしろますます悪化している といった ほうがよいのかもしれません。 ちなみに「昨年の犠牲者227人のうちの71%は森林保護に取り 組んでいた人々で、他は河川や沿岸地域、海洋で活動していた人 だった。犠牲者の3分の1を、世界人口のわずか5%に相当する先 住民が占めた」「この犠牲者の約4分の3は中南米で確認された」 と、前述の国際NGOグローバル・ウィットネスは発表しています が・・・ もともとゴム樹液採取者であったがゴムノキの生える 熱帯雨林を伐採し牛の牧草地へ変えようとする大土地所有者や 牧畜業者に対して反対活動をおこなっていた結果として暗殺され ることとなったシコ・メンデスのようなケースも、今回の227人 のなかでは多々あるものと推察されます。 これを裏付けるものとして2020年はじめから2021年現在 にわたって報道されているブラジルの先住民による政府への抗議 デモを伝えるニュース[こちら]などは、そのような危機的な現地 の空気を伝えてくれているものだなと、わたくし納得・合点させ られた次第です。 併せて・・・気候危機の元凶といえば、はじめに化石燃料の過度 な使用が頭に思い浮かぶのですが、その原因となるものはもちろ んそれだけではおさまるものではなく、現在のグローバルな肉食 中心の農業の生産と消費の方法にもあるのだな、とくに今回の南 米発のニュースに接して再確認させられました。 ということで今回は、工業的な畜産活動の問題は牛のゲップなの である・・・みたいなはなしだけが先進国では横行している 傾向 がまかり通っている風潮も見受けられるなかで、 まずそのゲップのはなしの前にそもそも熱帯雨林を焼き払ったり 伐採したりして、その牧場という生産場所がつくられているとい う現実があるのだよというおはなしの紹介でした。 そうはいわれても、お肉は美味しいのでベジタ リアンになるのは とても無理という あなた。 サー・マッカートニーは、ミートフリーマンデイ も提唱もされてますよ。ポールファンのあなたな らきっとできるということで、ページはこちら。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 14, 2021 05:50:26 PM
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