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テーマ:鉄道(22054)
カテゴリ:カメラ画像入り確定レポート
写真在庫を掃かせるために猛烈なスピードで更新を続けます。今回は583系仙山の乗車レポートをお送りいたします。
583系仙山4号出発(音声) 出発アナウンスの音声です。ちゃんと、交流電化50周年記念臨時列車と言っています。趣旨が徹底されていて気持ちが良いです。そうそう、これは鉄が珍しい写真を撮る撮影会ではなく、新幹線の基礎技術をここ東北の地で確立して50周年を記念する非常に意義深いイベントだったのです。そういう私もすっかり忘れてましたけど。 この列車の切符です。この切符の入手にどれほど苦労したことか…。仙台支社のこのイベント列車の切符は蒸発でした。数分で売切れてしまいました。そうなると他人様のキャンセル席を拾うしか在りません。出勤前にみどりの窓口、退勤後にもみどりの窓口、昼休みにもみどりの窓口に通いました。それでもって、やっとこさ二日分手に入れて、余った方は15日の夕方にキャンセル(というか先日の瀬戸大橋トロッコ2号の指定席券に乗変)しました。 皆さん、列車の指定券もキャンセルは出ます。満席でも諦めないで下さい。 これが車内です。箱席なんです。リクライニングしないのです。その代わり…、 シートピッチは非常に広いのです。急行型(当時で言えば153系とか165系)とは全然違う感覚なのです。昼間特急といっても何とか通用するレベルだったのでしょう。 車内の座席の隙間にこんなものが隠してありました。寝台車として使用するときに使う梯子です。この車輌を昼用から夜行用に変身させる時には人力で組み立てていたのです。この梯子も作業員が手で取り付けていたのです。猛烈な重労働だったようですし、時間もかかったらしいのです。この問題が583系の寿命を縮めてしまったようです。 寝台にする際はこのように背もたれを引き出したようです。下段は簡単に寝台に変身してくれます。問題は上段と中段の組立てでした。そうそう、言い忘れましたが、この車輌は三段寝台だったのです。今は二段寝台が主流です。この居住性の悪さもこの車輌の寿命を縮めてしまいました。 連結面です。扉に対して、天井が大変高いのが分かりますよね。寝台車は高さを一杯まで使います。特に三段寝台は少しでも頭上のスペースを取らねばなりません。このように車輌限界ギリギリまでの容積を確保しに行きます。 洗面台です。これは交換されてしまったようです。 確信はありませんけど、便器は出荷時設定のままのような気がしました。 こんな車内で40数分を過ごし、仙台駅に到着致しました。 583系仙山4号到着(音声) 名残惜しくて仙台駅でも先頭車両を撮影しました。 ヘッドマークのデザインは「レトロ仙山号」と全く同じでした。そうそう、帰路も乗車証明書を貰いましたが、「583系仙山号」も「レトロ仙山号」も全く同じものでした。 これで交流電化試験50周年記念行事編を一旦終了いたします。次回以降舞台は秋田に移ります。暫定レポートをお読みいただいた方は覚えていらっしゃるかも知れませんけど、羽越線の土砂崩れによる不通で寝台列車の運行経路変更が生じ、旅程が激しく翻弄されることになります。引続き、お読み頂ければ幸甚です。 良ければ一票お願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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