前回の続き。
Part 7においては、答えは本文に書いてあります。
言い換えはありますが、
「本当に本文にそう書いてあるかな」と
検証する目を持つことが重要です。
別の言い方をするならば、「ロジックを身につける」ということ。
これは、英文の読解力とは少し違う力を試していると
言っていいでしょう。
これが苦手な方は日本語でも苦手だと思います。
では例にとってみましょう。
【Article 1】
5月30日
ABCカンパニーの山田太郎さんが、新しい事業を始めた。
山田さんは、福岡市生まれ。
自宅で飼っているミニチュアダックスフントのための
ダイエットフードを開発。
これが評判になり、
このたび「犬のための健康フード Yamada」を
全国に向けて発売した。インターネットでも購入できる。
問い合わせはABCカンパニー(ABC.com)まで。
Q 山田さんについて正しいことは何ですか。
(A) 現在福岡に住んでいる。
(B) 彼の商品はインターネットでのみ買える。
(C) 糖分制限をする人のためのダイエットフードを開発した。
(D) 犬を飼っている。
さて、答えは....
はい、(D)ですよね。
(A)は不正解です。
福岡で生まれたとは書いていますが、
今住んでいるとは書いていません。
これが実はとても大事です。
「書いていないことは選ばない!」です。
(B)も不正解。
インターネット「でも」買えると本文にあるので
インターネット「でのみ」買えるというのは矛盾しますね。
(C)も不正解。
ダイエットフードは「犬のための」ものです。
矛盾しています。
(D)はちょっとした言い換えがありますが、
これが正解です。
つづく