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◆ うしろすがたのしぐれてゆくか
山頭火の俳句である ウィキペディアによれば、時雨(しぐれ)とは、 主に秋から冬にかけて起こる、一時的に降ったり止んだりする雨や雪のこと。だそうである 私の今の感慨として、「後ろ姿」の主体は、2011年である 「しぐれてゆく」というより「たそがれてゆく」の方が適切かも知れない 「たそがれてゆく」2011年とは、どう言う年であったか? 三大災いの年だったと思う ◆ 東日本大震災 ◆ 最悪の総理大臣・ルーピーがもたらした災い(前年度よりの carry over) ◆ 同じく最悪の総理大臣宰相・空き菅がもたらした災い 東日本大震災については、これだけで終わらない可能性が強い 日本列島が地震活動期に入ったと言う説があるから ルーピーと空き菅については、実に、日本政治史上、最悪の首相を2代続けて持ってしまった我々を不運とするか? それとも、国民にも一端の責任があるのか? ルーピーについても、空き菅についても、実際の所、まさか、これほどとは、誰も思っていなかったのではないだろうか? 「坂の上の雲」を見ていると、単純だが、明治の日本人と比較して、今の日本人は、腑抜けだと思う どうしてだろう? 明治の時代の指導者は、あの秋山兄弟などもそうだが、武士階級出身だった人間が多い 武士というのは、江戸時代にはテクノクラートに変質したが、もとはと言えば、戦闘者集団である それなりに、いざとなれば、国家のために一命を差し出す覚悟は、大なり小なり持っていただろう そこが、今の、為政者達とは、根本的に違っているように思う ―――― ◇ ―――― それに比べて、昭和の上級軍人は 戦略・戦術、品性、すべて劣悪にして傲慢 兵にのみ犠牲を強いて、自分達は、のうのうと生き延びた 民間人を満州に置き去りにして、逃亡した満州軍はその卑劣さの典型である 日本の軍隊には、「ノブレス・オブリージュ」というものが無かった 武士の風上にも置けぬ奴等である やはり、日本は負けて良かったのかも知れない ―――― ◇ ―――― ましてや、鳩山・菅の最悪コンビのご両人に至っては、武士の矜持などとは無縁である 出自を言っても、鳩山の母方のブリジストン・石橋家は、地下足袋販売で財を成した商人である 父方の出自はよくしらないが、武士の末裔では無かろう あんな、情けない武士などありえない 「武士に二言はない」というが、二言も、三言も・・・(笑) 言う度に、無責任な違うことを言って、国益を損なう 空き菅も、「奇兵隊」などと抜かしているが 奇兵隊は「士分ではない人々」で結成された長州の軍隊である と言うところを見れば、あいつも士族の子孫ではない それどころか、長州人でもない 空き菅は、生まれ育ちは岡山で、父親の転勤で山口県に引っ越しただけである それで、なにが奇兵隊だ! 私は、先祖がほとんど士族で、その中には、長州藩士の血も引いている だから、余計に腹が立つのである ―――― ◇ ―――― いろいろ,アナクロな階級差別的なことを言うが、もっと言おう(笑) そもそも私は、士族意識の強かった祖母の影響で、偏見が強いのである(笑) これは一般には知られていないことだと思うが、 私の母の女学校時代には、通信簿に「士族」「平民」と階級が書いてあったという クラスに「士族」は、母を含めて、二・三人しかいなかったという それは、江戸時代のサムライの人口比は5%前後というデータと、ほぼ符合する ザッケローニジャパンの全日本のサッカーチームは「サムライ・ブルー」と呼ばれているが、士族出身の選手は少ないと思う(笑) しかし、なぜか?外国人は、日本人はみな、サムライだ・・・と思っているらしい それに、日本の女性は、みな、ゲイシャだとも思っているらしいし(笑) しかし、選手が勇敢なプレーさえしてくれれば、サムライの資格は十分である 許そう(笑) 第二次世界大戦が終わるまで、戦前の日本は、まだ、そんな階級の残滓が残っていたのである ただ、良く言われる江戸時代の「士農工商」という身分の構造は、実態として無かったことが、最近わかったという 農工商は、ただ平民として、ほぼ、同等であったらしい つまり、武士か?平民か?の二分法である それに、いわゆる被差別階級も、差別はあったものの、公式な「別の階級」としては扱われていなかったという これは、新発見である なお、私は、岡山県人にも経験上、少々偏見があるのだが(笑)、徳島の祖父の先祖が持っていた家伝の古文書によると、そもそもは、ずいぶん昔にさかのぼる話になるが、もとは岡山出自だとという話なので、岡山への偏見は天につばする行為になりかねず、とりあえず保留としたい(笑) 今ごろ、階級意識など、アナクロと言われるだろう それぐらいは、私もわかっている ただそれでも私は、意地も半分あってのことだが、私のアイデンティティーとして、武士の末裔としての意識は、一つの理由づけとして、無理にでも持っていたい それに、それは、少なくとも、私の祖父母達までは、はっきり持っていたものである ―――― ◇ ―――― 話がそれるが、欧州の元貴族階級の人間たちは、日本の武士より、さらに階級意識が強い いまだに、貴族出身者は、彼ら同士の仲間意識を持っている 「あの人は、貴族階級出身だから」という言葉がひんぱんに出る 例えば、私の、元妻の家族達なども、良くそういう言い方をしていたが、私も、その評価には、だいたい、同感だった 元貴族という人達は、例え没落しても(そういう例が多いが)(笑)、だいたい、品が良くてインテリである事が多い 特に、ロシアのツァーリの貴族出身者が、一番、優雅な感じがした 「坂の上の雲」で描かれていた帝政ロシアの貴族の末裔達である 逆に、農奴出身だった人は、劣等感と反感を持っていた(笑) 農奴とは、言葉がキツイが、時には土地と共に売買の対象になったと言うから、やはり、農奴か?(笑) 良く言えば、小作農であるが 欧州の貴族の婚姻関係は、国際的である 同じ階級の相手を、国境を越えて、水平的に求めたりするからである それに対し、平民の婚姻関係は地域にとどまる 私の元妻の先祖の国籍も、少なくとも数ヶ国だった 欧州は、歴史的に、極めて階級社会であったし、ある意味、今でもそうである 容貌・体格・教養もそうであるが、しゃべる言葉からして違う 読む新聞も階級(クラース)によって分かれている ほぼ全国民が、同じレベルの新聞・雑誌・週刊誌を読む、大衆社会の日本とは違う 為政者は、必ず、エリート校の出身者 日本は、案外、そうでもないよね(笑) 大衆社会のリーダーは、エリート・リーダーの持つ義務感・使命感も持たないのだろうか? 悪平等の日本に、強いリーダーは現れるはずも無いのかも知れない ただ、土佐藩の上士と下士(郷士)間の身分差別はすざまじかったらしい ただこれは、山内と長宗我部という、征服者・被征服者間の特殊な歴史がある 日本の旧華族は貴族と呼ぶには、歴史が浅い 明治以降の身分だからである 元大名などの身分の華族もいるのだが、一方で、伊藤博文のように明治の元勲達は、その多くが、最下級の、農民と区別の付きにくいグレーゾーンの(笑)の武士(といえるか?)階級であったりする ―――― ◇ ―――― 私自身の身の処し方は、高踏なものでは全く無い 自分が鑑みて、自身、恥じるべきことだけはしない(なるべく)(笑) ・・・というのが、私のシンプルな、唯一の、判断・行動の規範である 私の祖先も、そうしただろうと思う 他人に何を言われようが、自分自身で恥じる事がなければ平気である ルース・ベネディクトの卓見通り、私は、典型的な「恥の文化」の日本人である(笑) しかし、その恥は、ベネディクトの言う「世間への恥」ではない 自分自身に対しての、内向きの恥意識である ―――― ◇ ―――― 「売家と唐様で書く三代目」 こういう言葉がある 初代は苦労して身代を築く 2代目は、初代の苦労を知っているから、努力する ただ、3代目ともなると、贅沢を覚え、そのあげくには家業をつぶしてしまう 国家にもそういうことが言える 秋山兄弟は武士の身分を失ってから2代目だったか? 今の、現代の武士の末裔は、もはや、武士の気概など失っている 大衆・平民に埋もれてしまっている 国家というものは、やはり、リーダーが必要である エリートと言っても、せいぜい、プチ・エリート止まりの現代日本人が経営する国家は、烏合の衆の大衆国家である おまけに敗戦によって、米国の愚民政策・洗脳工作にまんまとはまって、腑抜け揃いの国民になった 民主党政権が、そのなによりもの象徴である 士農工商のうちの、「工」(製造業)と「商」(商業)でなんとか国は経済大国になったが、「士」を失って、リーダー不在である 「士」のもうひとつの機能である「国防」も、平和憲法の下、必要な法的な整備が無く、装備はあるものの、実質、戦闘は不可能な軍隊である 国防機能を米国に頼っている日本は、国家として、著しく欠格した、国家としての要件にかける国である ―――― ◇ ―――― 鳩山と菅を批判しようと思っていたら、話がとんでもなく暴走したが 氏より育ちと言う言葉がある 氏はDNA 育ちは、dicipline しつけ・環境だろう 私は、武士は、DNAではないと思う 婚姻関係によって、DNAの集中化はある程度あるだろうが、タイムスパン的に、進化にまでは至らないと思う 要するに、武家の教育・家風が人を作る しかし、時代は変わった 武士という存在も無くなった 運動会に於いても、全員が入賞などと言う、日教組の教育は愚民化以上の何者でもない 出る杭は打たれる社会に指導者は生まれない 指導者は、権力も持つが、自己犠牲も要求される 今の社会に、そのような個人的にコストを払うつもりのものはいない どうも、同じ事ばかり言っているが(笑) チャーチルだったか 「民主主義はまどろっこしい政治体制だが、それしかないのだ」 と言うようなことを言った しかし、日本のように沈没しそうな泥舟が、民主主義だけでいいのか? 疑問である 優秀な船頭は、現れそうにもない 「大衆は賢い」 と言う言葉があるが、はっきり言って、大ウソである 大衆は衆愚だと思う ―――― ◇ ―――― 今、曾野綾子がTVで話をしているが 国家には3種類あると 戦時国家=親分国家 アメリカ 経済国家=商人国家 シンガポール 技術国家=職人国家 日本 つまり、日本は、士農工商の内の、「工」の国家なのだ 私の見方と同じ つまり、技術国家 これからも、そうだろうと思う カラーテレビや家電の販売高で日本を抜いたサムスン・韓国であるが 言ってみれば、日本の技術をそのまま戴いて、打っている ただし、販売のしかたがうまい 商人国家だと判定していいだろう 中小企業の裾野があまり無く、技術国家にはならないだろう それにしても、曾野綾子は、ますます、父の笹川良一に似てきた ―――― ◇ ―――― 羊という動物は、自主性が全く無く 群れていても、どこへ行くかが決められないという そのために、ある遊牧人は、自分で歩く山羊を一頭混ぜるという すると、羊の群れは、一頭の山羊に導かれて移動するという どうも、日本人は、本質的には、羊国民であるようだ ナビをしてくれる山羊か、牧羊犬がいないと方向性を出せない 米国に作って手渡された平和憲法を、いまだに少しの手直しも出来ないまま これからも、見通しは、全く立たない おそらく、近隣諸国と一戦を交えようかという状況にならないと、ありえない 日本人は、明治維新をのぞいて、革命的な事は出来ない民族だからだ ドイツなどは、戦後、案十回も、改定をしている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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空き菅は、原発の事故対応のとき、車の中で東電の副社長に怒鳴りまくっていたという。近くにいたものは、菅が何を言ってるのかさっぱり理解できなかったという。日本語を喋っているのかフランス語を喋っているのか(そんなはずはない)わからなかったという。
福島第一に到着した空き菅は、命がけで事故の収束に当たっている現場の作業員を前にして「俺が何のためにここに来たか分かっているのか」と怒鳴りまくったという。側近は、「これはいくらなんでもまずい」と謝って回ったという。 事に当たって完全に狼狽している。一国のリーダーとしての資質ゼロと断言できる。あんなどうしようもない人物がこの危機にあたって総理大臣をやっていたなんて悲劇、もう災害といってよい。 総理辞任後は、のんきにお遍路さんなんかやっていた。どこまで馬鹿なんだ、あの男は。 (2011.12.31 09:03:04)
ハマッコーさん
>空き菅は、原発の事故対応のとき、車の中で東電の副社長に怒鳴りまくっていたという。近くにいたものは、菅が何を言ってるのかさっぱり理解できなかったという。日本語を喋っているのかフランス語を喋っているのか(そんなはずはない)わからなかったという。 > >福島第一に到着した空き菅は、命がけで事故の収束に当たっている現場の作業員を前にして「俺が何のためにここに来たか分かっているのか」と怒鳴りまくったという。側近は、「これはいくらなんでもまずい」と謝って回ったという。 > >事に当たって完全に狼狽している。一国のリーダーとしての資質ゼロと断言できる。あんなどうしようもない人物がこの危機にあたって総理大臣をやっていたなんて悲劇、もう災害といってよい。 > >総理辞任後は、のんきにお遍路さんなんかやっていた。どこまで馬鹿なんだ、あの男は。 ----- 市民活動家の限界を体現したような男ですね 市民活動家とか、共産党だとか、社民党だとか、沖縄に救っている左翼とか、反対!反対!だけを唱えるだけで、いざ、為政の座に座れば、何も出来ないという事ですね 鳩山と菅 史上最悪の首相を二期連続いだだいた日本も不運ですが、日本の今の社会が、彼らを首相の座にまで押し上げたという反面もあると思います 変わりの人材とて、みあたらないし (2011.12.31 10:28:11)
こんな乱暴なことを書くのは、私ぐらいだろう
しかし、私は、ブログは、自分しかかけないことを、本音で、書くものだと思っているので、それを実行しているのだ (2011.12.31 15:10:37)
実は私も岡山県人です・・・・まあずっと住んでいたわけではないのですし、先祖は香川なのですが。
菅だけではなく鳩山も岡山に縁があって、岡山県北の勝山藩の儒者の家系だそうです。ああいう口先ばかりなところはいかにも儒者の家っぽい感じはしますね・・・。 ぶってぶって姫も岡山ですし(私の高校の同窓会の会長なんだとか。恥ずかし)、江田前法相(私の中学の先輩です)も岡山の民主党です。うーむ。ろくなのが思いつきません。 武士についてのご意見はごもっとだと思います。 (2012.01.05 01:16:46)
artaxerxesさん
> 実は私も岡山県人です・・・・まあずっと住んでいたわけではないのですし、先祖は香川なのですが。 ーーー 私も、書きましたように、遙か昔の話ですが、母方の祖父の先祖が岡山から徳島へ 昔も、この程度の移動はあったんですね ただ、日本列島の西南日本と東北日本は、成分の生態分布に於いても、地質的にも中央大地溝帶・フォッサマグナを堺に二分されていますね 日本語もそうらしい > 菅だけではなく鳩山も岡山に縁があって、岡山県北の勝山藩の儒者の家系だそうです。ああいう口先ばかりなところはいかにも儒者の家っぽい感じはしますね・・・。 ーーー 口舌の徒ですね > ぶってぶって姫も岡山ですし(私の高校の同窓会の会長なんだとか。恥ずかし)、江田前法相(私の中学の先輩です)も岡山の民主党です。うーむ。ろくなのが思いつきません。 > > 武士についてのご意見はごもっとだと思います。 ----- 反対されることを覚悟に、多少古代史ながら、願望も込めながら強引な乱暴な意見を暴走させてみました (2012.01.05 09:25:57) |
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